とあるペインクリニックが腰椎椎間板症について、添付の画像のようなものを出して、以下のように記載しています。
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>若く健康な椎間板(図1)には線維輪の外側・表層3分の1の深さまで神経が存在していますが深部には神経が存在しません。また、表層の神経も痛みを伝える神経ではなく体の位置情報などを把握するための感覚を伝える神経です。
>ところが、加齢に伴い椎間板の変性が進むと上記の二重構造は失われ、線維輪の亀裂から内部に向かって神経線維が進入して行きます(図2)。しかもこの神経には痛覚を伝える神経も含まれています。椎間板が痛みを発生する「準備状態」が完成するわけです。
>しかし、これだけで痛みが生じるのではなく、椎間板に侵入した神経が何らかのきっかけで過敏になることで椎間板の痛みが発生します。おそらく神経の炎症が関与していると考えられています。炎症を起こした神経はひじょうに敏感になり普通では痛みを起こさないような刺激で痛みを感じるようになります。椎間板の圧力が高まる前屈みの姿勢、たとえば洗顔や靴下をはくといった動作で痛みを感じます。急激に発症すると「ぎっくり腰」の状態にもなり得ます。
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質問1
腰椎椎間板症が進行して腰椎椎間板ヘルニアになってしまった人のほとんどは、このように神経繊維が侵入してしまっているのでしょうか?(ただしそれにより痛みを感じるかは人それぞれ違う)
質問2
神経繊維の侵入は、MRIなどの画像からは分からず、また肉眼でも見えず、細胞レベルのもっとミクロな話になるのでしょうか?
質問3
神経繊維が侵入してしまった後に、この神経繊維が引っ込み元に戻ることはあるのでしょうか?
質問4
神経繊維が侵入してしまった場合、保存療法として有効な神経系のお薬は何がありますでしょうか。