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VISION PARTNERメンタルクリニック四谷副院長/精神科医・産業医
堤 多可弘先生
「寝つきが悪い」「夜中に2回以上目が覚める」「目覚まし時計より2時間以上前に目が覚める」「寝た割には寝た気がしない」「寝る前に足がむずむずする」そんな症状が週に2回以上ある人は不眠症かもしれません。
不眠症は、不安、イライラ、集中力低下などを引き起こすだけでなく、メンタル不調や生活習慣病、肥満にもつながります。
不眠症は、長引くほど治療に時間がかかり、早めに対処するほど治りやすくなります。今は安全性の高い薬も多くありますし、症状が改善すれば薬に依存する心配もありません。 また、生活習慣の見直しだけで改善することもあります。最初にあげたような症状が気になる方はぜひ早めに医師にご相談ください。
不眠症にまつわるよくある質問を、副院長/精神科医・産業医である堤先生からわかりやすく説明していただきました。
どの病院を受診すればいい?
不眠症の治療を専門とするのはメンタルクリニック、精神科、睡眠外来です。受診する病院を選ぶ際は、以下のポイントを見るとよいでしょう。
もちろん上記の資格がなくともいい先生はたくさんいらっしゃいますが、 資格を持っている先生は一定の経験を積んでいることが客観的に認められているため、いい先生である確率が上がります。 一方で近隣にこういった病院がない場合や、かかりつけに相談して治療を受ける場合もあると思います。 その場合は1~2か月治療を受けてみて、全く改善がない場合は専門医療機関を受診するのがよいでしょう。
どんな状態だったら受診した方がいい?
1週間のうち2日以上下記のような症状がある状態が1か月続いていれば受診をおすすめします。
この中でひとつでもあてはまる場合は不眠症の可能性があるので専門医への相談をおすすめします。 不眠症は早めに対処すると改善が早く、日中のパフォーマンス向上やメンタル状態の安定につながります。 また、不眠症の原因に他のメンタル不調があったり、不眠症から他のメンタル不調に発展したりすることもあります。 「たかが不眠」「寝れないのはいつものこと」などと軽く見ないで早めに対処するのがよいでしょう。 薬への依存などを懸念し、治療を怖がる方も多くいらっしゃいます。 しかし、不眠が悪化することは厄介です。「不眠は依存のように癖になる」と考え、早めの治療をおすすめします。 早めにしっかりした治療を行えばたちの悪い依存になってしまうことはまれです。
受診すると、どんな治療ができる?
問診などから不眠症かどうかやそのタイプを診断し、生活の工夫(睡眠衛生指導)や薬による治療をします。
まずは問診で、単純な不眠症なのか、他にメンタル疾患や体の病気が隠れていないのか等を判断し、 必要に応じて血液検査なども行います。あまり知られていませんが、鉄分不足で不眠症(レストレスレッグス症候群)になることもあります。
さらに、不眠を悪化させるような生活習慣がないかも確認し、必要に応じて生活の工夫をお伝えします(睡眠衛生指導)。 例えば、カフェインの取りすぎや運動不足などです。最近ではテレワークの影響で不眠気味になる人もいらっしゃいます。
ちょっとしたエクササイズ(漸進性筋弛緩法や呼吸筋ストレッチ体操)で睡眠が改善することもありますが、 不眠症の診断となった場合は薬による治療も選択肢です。基本は副作用や依存性が少なく、できるだけ弱い=持続時間が短い安全なものから使用し、 相性のよいものを探していきます。ちなみに睡眠薬も睡眠導入剤も呼び名が違うだけで基本は同じものです。
なお、市販薬でも睡眠薬は売っていますが、多くは抗ヒスタミン作用が主体の薬です。これはアレルギーの薬で眠くなるのと同じ作用で、 安全性は高いのですが耐性がつきやすいのが欠点です。また、自己判断だと効果の判定や調整が難しいので、継続的に使用することはあまりおすすめしません。
まとめると、医療機関を受診すると、症状や生活スタイル、検査結果などから総合的に判断して適した治療を受けられます。
治療を始めたら睡眠薬はずっと飲み続ける?
安心してください。そんな心配はありません。不眠が改善すれば薬をやめることができます。 また、専門医よる適切な治療を受けている限り、困った依存症になってしまうことも通常は ありません。専門家が行う不眠症の治療はしっかりと出口を見据えたものだからです。困っ た依存症にならないようにするのが専門医に相談するメリットであるともいえます。
とはいえ、睡眠薬へのイメージからか、依存症になることを心配される方は多くいらっしゃ います。確かに、ふた昔ほど前に使われていた薬には依存性が比較的高いものもありました。 しかし、薬がどんどん改良され、今では依存性が低い薬も多数存在しています。さらに、専 門医は依存症にならないための適切な治療計画を立てますから安心してください。
具体的な薬のやめどきとしては、睡眠に問題がない状態がおよそ1か月程度続く、という のが目安になります。1ヵ月ほど睡眠に問題ない状態が続けば、やめたり、減らしたりする ことを検討します。 注意いただきたいのは、薬を飲んだり、やめたりを自己判断で繰り返してしまうことです。 そうすると、治療そのものがうまくいかなくなってしまうおそれがあります。早く治療を終 えるためにも、専門医の指示に従っていただくことをおすすめします。
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不眠症の種類と原因や、放置した場合のデメリットを解説します
不眠症の治療
不眠症の治療方法や、治療薬の種類と特徴を解説します
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