Q

大豆イソフラボンと妊娠

妊娠を計画している女性は大豆製品の摂取を控えるべき、とありますが、実際そんなに影響があるのでしょうか?

6/23 Yahoo!ニュースより引用
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大豆は妊娠妨げる?=精子を衰弱させる働き−英専門家

【ロンドン22日時事】妊娠を計画している女性は、大豆製品を食べるのを控えるべきだ−。22日付の英紙ガーディアンなどは、英専門家がこのほど、デンマークで開かれた出生に関する学会でこのような研究結果を発表したと報じた。大豆に多く含まれるゲニスティンという物質に、妊娠を妨げる働きがあるという。
発表したのはロンドン大キングズ・カレッジのリン・フレーザー教授。あらかじめ採取した人間の精子とゲニスティンの化合物を使って実験を行ったところ、精子は化合物に接触した途端急激な化学反応を開始した。このことから同教授は、ゲニスティンには卵子に到達しようとする精子の衰弱を早める作用があると結論付けた。

質問者:バズ さん

hero2005 先生
全科

hero2005 先生

大豆が有害か、大豆に含まれる成分が有害かということを区別して考える必要があります。つまり、ある食品の中から抽出された物質を選択的に投与したときの直接作用とその食品の作用を区別する必要があります。

現実に、大豆製品を多食する男性の精子の活動低下がみられる、あるいは女性の生殖器内に特定の物質(今回はゲニスティン)の濃度が上昇する、あるいは、不妊症の人が多いなどのことが、証明されないかぎり、現実的ではない話です。

また、食物として通常、食べる大豆の量でどれほどのゲニスティンが、体内にとりこまれ、また、分解されずに末梢の組織まで到達するのか、あるいは蓄積作用があるのか、などなど、実際の影響を論じるには、まだ、先のことでしょう。

最終的には、大豆の作用ではなく、大豆に含まれる成分のひとつを選択的に直接、作用させれば精子の運動が妨げられるという話です。将来的な、男性避妊薬の開発を見据えた話になるのかもしれません。同様の効果は、綿実油でも言われています。

結論として、特定食品の大量摂取は何であれ、栄養バランスを崩します。常識の範囲内で、通常の食べ方をする分には問題ないと考えていいのではないのでしょうか。

hero2005 先生

イソフラボンの大量摂取は、そのホルモン作用(エストロゲン様作用)のため、月経異常や子宮腫瘍の発生などの報告があります。あるものから、選択的に分離・抽出されたものを摂取するのは、ある意味で「薬剤投与」と同じように、副作用を生み出す可能性があります。

食品はそのままでたべることと、そこから取り出された「ある成分のみ」を服用することの効果は、分けて考える必要があります。

hero2005 先生

イソフラボンジュールといって、○○ココアを飲んだとしても、イソフラボンの過剰摂取にはなりません。

もちろん、だからといって、どんどん飲んでいいというわけでもありません。イソフラボンの過剰摂取の前に糖分の取りすぎになります。なんにせよ、どんなに好きなものであっても、特定のものの食べすぎ、のみすぎはいけません。

いろんな食材を上手に組み合わせて、偏らないことが一番の食事療法でしょう。

バズさん

たまにでるこういったニュースをみるとビックリします。
先生のお話を聞いて安心しました。
ありがとうございます。

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