境界悪性腫瘍の今後の治療について

お世話さまです。2月9日にこちらの 《 婦人科トップ>卵巣の病気 》 で
「術中迅速診断について」、ご相談をさせていただいたBasil_05です。
手術を受け10日後無事に退院して参りました。
まだ痛みはありますが順調に回復していると思います。
実は思ったよりも早く病理結果が出たのですが…、術前に懸念したことが
現実に起こってしまい大変混乱しております。今後どのような治療が望ましいか、
先生方のご意見を伺いたく再度質問させていただきます。
(新規に質問トピを立てさせていただきました)

術前の所見(内診、エコー、CT、MRI)では、卵巣の腫れも小さく(3cm程度)、
2つの代表的な卵巣腫瘍マーカーもマイナス(-)であるため、ほぼ良性だろうということで
本来は様子見を勧められたのですが当方の強い希望で手術して頂きました。
ただ、希望した「術前迅速診断」は却下され、取る部位も、子宮+両側付属器のみ。
大網も、リンパ節も切除しない、ということでした。
術後、執刀医より「術中、右卵巣は自然に破れてしまったんですが…」
という言葉を聞き、ちょっと不安に思いましたが
「肉眼的に見たところでは、悪いものではなかったです」に、安堵しておりました。
…が。主治医、執刀医も正直思ってもみなかった結果だったようで
驚いていらっしゃいましたが、病理結果より、【境界悪性】という診断が下りました。

<病理組織診断結果> 原文のまま
◆診断
1)Right ovary, endometrioid borderline tumor with squamous differentiation associated with endometriosis. FIGO IA.
2) Left ovary, almost normal.
*「ovary tumor あり TAHBSO(←?)施行
「右ovary、術中にrupture」 との記述あり

◆所見
1)右卵巣:肉眼的にオカラ状の内容物が嚢胞内に充満しています。組織学的には嚢胞を形成している主たる病変はendometriosis ですが、軽度異型のある類内膜型の高円柱上皮が間質を軸として乳頭状に内腔へ発育する部分が見られます。また endometriosis の腺管成分の上皮に増殖傾向を伴った所が見られます。間質へ浸潤性に発育する所見は無く、 endometriosis を背景に発生した borderline tumor と考えられます。上皮には所々扁平上皮化生があり、表層部に角化をきたしています。肉眼的にオカラ状に見えた成分はこの角化物です。卵巣表面への腫瘍細胞の進展は無く、卵巣に限局した病変です(IA相当)。
2)左卵巣:ほぼ正常に近い卵巣です。

(続きます…)

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