PVL児のリハビリテーション
person10歳未満/男性 -
4歳男児、画像診断でPVL(脳室周囲白質軟化症)と診断されています。運動障害は下肢にみられ歩行安定のため装具を使っています。特に下腿の筋の硬さ、足は内反・尖足傾向があり、足趾の屈曲も頻繁にみられます。特に緊張が強い時は足趾が交差しやすく、そのためマメができることもあります。
PVL児へのリハビリについて調べたところ、『運動障害をもつ子どもに対するリハビリテーション』という資料があり、これによるとPVL児の場合、「体性感覚による知覚・認知障害は、単なる感覚障害ではなく、情報処理過程の問題であることが示唆される」。との指摘があり、具体的なリハビリに関して写真も掲載されていました。そして、次のような解説がされていました。「下肢に視覚的に注意を向けさせて遊ぶことを通し て、運動と随伴的に得られる視覚、聴覚、体性感覚フィードバックの統合から下肢の身体表象の獲得、足部の空間的コントロールを学習させた」。
これを参考し、「椅子に腰かけた姿勢で自分の足部を注視してもらいながら、足関節の背屈・底屈を自動運動で行い、それによって床に置いたカスタネットを鳴らす」というリハビリを考えています。これは歩行時の運動とも合致し、背屈では前脛骨筋を収縮させ、拮抗筋の下腿の筋を緩め、ストレッチさせることができます。また、慣れてきたらスピードを上げてもらったり、手と足でリズムを取るようなリハビリ(遊び)など課題を上げることもできるのではないかと思います。
以上がご説明ですが、ご相談させて頂きたい内容は、上記のリハビリを実施することは本当に問題ないのか知りたいということになります。よろしくお願いいたします。
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