Q

動脈解離

私の叔父が上腸間膜動脈解離と診断され、絶食および中心静脈への点滴治療で良いということで、治療を受けました(最初、家族への説明さえなく、すぐに退院できると言われました)が、治療開始5日目に突然DICを発症し、手足の末端が壊死するという状況になり、現在も入院中です。
はたして、最初の治療法は正しかったのでしょうか。また、このようなDICを起こすようなことはありうるのでしょうか。事前に危険な病気であることの説明もせず本治療を試みた医師に責任はないのでしょうか。

質問者:はじめ さん

秋山 森之進 先生
一般内科

秋山 森之進 先生

動脈解離はしばしばお目にかかる病気ですが,それが上腸間膜動脈に起きるのは比較的まれです。まれなので,どの時期にどの治療法を選ぶのが良いのかは確立されていません。ただ解離が拡大する場合は手術を急ぐ必要がある,という点は意見が一致しているようです。

手術自体はそれほど危険なものではないのですが,問題は合併症です。動脈解離は,動脈硬化がひどく進んでできあがるものなので,他の血管にも動脈硬化がある→心臓・脳・腎臓などの障害が発生している確率が高い→「事件」が起きる危険性が高くなるのです。長期間に渡ってかなり危険因子がひどかったのでしょうね。健診などで「要治療」等と言われていたのではないでしょうか?

ですから急を要する状態でなければ,まずは保存的な内科的治療で時間を稼ぎつつ,手術した場合の危険性を検査してゆくことになるでしょう。

一般論としては質問者のような治療法で進めることが多いと考えます。あとは特殊な条件があったかどうか(緊急手術の危険性より,保存的治療をしていた方が危険性が高い場合など)が問題となりますが,文面では分かりません。逆に今回手術をしていたら,その時にDICを併発したなら死亡していた可能性もあるでしょうし。

不十分な情報でこのサイトに質問するよりも,直接担当医と話す方が良いと思います。

ただし,動脈硬化がひどい方なのですから,これから脳血管障害や心臓疾患などがはっきりしてくる可能性があることもお忘れなく。それが出てきても今回の治療とは無関係です。

はじめさん

ご返答ありがとうございました。本件では、叔父は遠方におり、近くにいる方たちにはこのような病気への知識に乏しいため、今回の件のような状態の急激な悪化が何故なのかわからず、何が正しいのかわからなくなっている状況が生じてまして、先生のご助言は大変参考になりました。変に疑わず、担当医の先生と良く話しをするようにしたいと思います。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

上腸間膜動脈の病気としては閉塞が一般的です。絶食、中心静脈栄養は行われると思います。病名としては上腸間膜動脈閉塞症のことが多く、解離でもほぼ同じ腹部症状を示すでしょう。印象としてはかなり重症な病気です。当初からすぐに退院できるような病気ではありません。おなかの状態しだいでは腸が腐ってしまうこともあり手術が必要になります。腹膜炎を起こすと命にかかわる病気だという認識が必要です。今回の件では腹部の状態が悪くなったために全身状態が悪化した結果手足が壊死した可能性はあります。上腸間膜動脈の病気でDICを起こすことはありえると思います。この場で、その医師と病院の責任を論じることはこのサイトの趣旨とはずれるので控えますが、主治医に経過の説明をよく聞くことが大切でしょう。納得いくまで説明を受けるようにしてください。

はじめさん

ご返答ありがとうございました。本件のような症状は起こりうる病気だというわけですね。病気の進行が急激で、なぜこうなっているのか、家族は困り果ててまして、良くわかりました。
主治医との話を密にしていきたいと思います。

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