骨盤部造影MRI結果の所見、診断などについて
person50代/女性 -
MRI結果と先生の説明で、理解が難しい所がありました。質問させてください。50代閉経してます。
【所見】
子宮内腔に前壁内膜から連続する濃染域を認めます。
T2Wl高信号、濃染不良領域もあり、小嚢胞が示唆されます。子宮内膜ポリープの疑いです。子宮のjunctions zoneや造影早期のsubendometrial enhancementは保たれ、筋層へ進展する様な腫瘤影は指摘できません。
子宮頚部の小嚢胞の集簇を認め、ナボット嚢胞と考えますが、小嚢胞は子宮頚管の比較的広範囲、全周性で認め、分葉状頚管腺過形成(LEGH)の可能性も考えます。
左卵巣に長形で20m m大の嚢胞性病変。内容は水に近い信号で、明らかな濃染する充実部、拡散制限域などなく、積極的に悪性示唆する所見はありません。機能性嚢胞、漿液性嚢胞腺腫などを考えます。エコー像、腫瘍マーカーの推移などと合わせてご評価ください。
膀胱に特筆すべき異常なし。有意なリンパ節腫大なし。生理的範囲内の腹水認めます。
【診断】
•子宮内膜ポリープ疑い
•ナボット嚢胞疑い
LEGHの可能性も否定できず
•左卵巣に機能性嚢胞、漿液性嚢胞腺腫などに疑い
【追記】
•内膜病変は、上記の様に内膜ポリープを疑いますが、体癌との鑑別や体癌を含む場合の評価は画像上難しく、細胞診や組織診などと比較してください。
【質問させてください】
1、先生はポリープ?がかなり大きくいずれにしろ手術、また小嚢胞が前癌状態かもとの事→恐らくポリープだが、一部が体癌からきてるかもという事ですか?
2、また体癌との鑑別が難しい=ポリープ全体が体癌由来の可能性もあるということですか?
3、細胞診か組織診の結果待ちで検査後に血の混じった酸っぱい?腐敗臭のおりものが1週間近く続きました。体癌と関係あるでしょうか?
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