Q

突発性頻脈

私の記憶にある限りでは幼稚園の頃より頻脈があります。

突然頻脈になり、突然元に戻ります。
頻脈時の心拍数は180 /分ほどです。
学生の頃はよくプールの飛び込み直後になる事が多く、
仰向けに寝て、深呼吸をし、息を止めて静かにしていると早く治りました。
運動中に頻脈になると治りが遅いです。
昔は、頻脈が1ヶ月に一度位、長くて30分程ありました。
40歳代になった今は1週間に一度位ですが、1ー2分で治ることが多いです。

中学生になった子供も、私と同じような頻脈の症状が出た為、大学病院へ診察に行きましたが心電図や24Hホルターでは異常無く、頻脈の最中に診察して頂かないとわからない様でした。

普段の生活に支障の無い限り、運動等も特に制限無く、経過をみて行きましょうという感じなのですが、
それ程 深刻に考える事はなくて良いのでしょうか?
このまま何もせず年を取り、心臓に何か負担がかかるような事など心配な点が出てくるような事があるようでしたら
アドバイス等お願いします。
宜しくお願いいたします。

質問者:りん さん

血管心臓医 先生
循環器内科

血管心臓医 先生

先にも書いたように、遺伝的な頻拍症というのは稀です。親が頻拍症だから子供も同じ、と短絡的に考えない方がよいでしょう。子供さんが学校で楽しく過ごしておられるか?そのあたりもチェックが必要です。

頻拍かどうかの判断を自分でするのが、一番でしょう。まず脈の取り方を子供さんに教えてください(わからなければ医師に相談してください、ごく簡単ですから)。
動悸があるときの脈拍数を1分間(15秒で4倍してもいいです)数えてください。規則正しく早いのか、リズムがバラバラなのか、脈はゆっくりして胸がドキドキするだけなのか、を確認させてください。これはホルター心電図や病院で記録するより遙かに確実な診断につながります。
それから、発作が起きるときの様子を観察、ないし本人に自分を観察させてください。時刻、何をしていたか、どのような症状か(ドクン?どきどき?痛い?息が苦しい?胸が不快?何か変?など)、突然始まったか、頻度(毎日?週に1回?など)、持続時間は?どのようにして収まったか(いつの間にか気にならなくなっていた?発作が終わったことがはっきりわかる?)、氷水をぐっと飲んだり、深く息を吸い込んでぐっと息をこらえる、などで動悸が収まらないか、などの状況がわかれば診断とこれから何をしないといけないかが明確になってきます。

ご自分でできることをしないと、今かかっておられる医者に任せていても解決しませんよ。
また、保険が通っていないので普通の病院には置いてありませんが、小さなポータブルの装置で、発作が起こったときに胸に当てるとその時点の心電図を記録できる簡単な機械があります。本当はこれをしばらく借りることができれば発作の時心臓に問題があるかどうかがはっきりします。

で、今後ですが、意識が遠のくなどの症状が無ければ、すぐ重大な問題、という事ではないでしょうが、親に頻拍があり、子供さんも同様の症状を訴えると言うことだと、子供さんの精神衛生上も良くないので、まずご自身の診断と治療をきちんと受けられることをお勧めします。(子供は親の姿勢をじっと観察していますよ)。子供さんについては、先ほどのことをまず、できるだけ科学的に解決するよう努力されるのがよいと思います。

りんさん

いち内科医様、血管心臓医様、早々にお答え頂きありがとうございました。

アブレーション手術の件は、そう言う方法もあると簡単にですが聞いた事がありました。
発作中に病院へ駆け込んだことも数回あるのですが、毎回到着した頃には収まっている状態でした。

子供の頻脈は、ほぼ私のと同じです。
脈拍数も180/分位、規則正しく早く通常よりドキドキが強くハッキリ打っているように思います。
そしてやはり突然始まり、突然収まります。
学校で頻脈になる時は、椅子にドカッと強く座ったりして治すと言っていました。
子供は私と同じ病状だからと反対に安心している様子で、今のところは全く気にしていないようです。
(二人とも心電図等の検査は受けています)

私の場合は、頻脈が始まる1秒程前に『始まる』とわかるので、その瞬間大きく息を吸って止めていると、そのまま頻脈にはならない事もあります。
しゃっくりのような感じで、長年付き合ってきましたが、さすがに発作時間が長くなると左肩から腕にかけてだるくなってきますし、不安にもなります。
(子供はその様なだるい等の症状は無いようです)

それから、
アブレーション手術は何歳くらいまで可能なのでしょうか?

ポータブルの装置をお借りできれば良いのですが、一度 尋ねてみたいと思います。

血管心臓医 先生

親子ともに同じ症状のようですね。不整脈に特徴的な症状で、息こらえなどで発作が抑えられることから優性遺伝型の上室性頻拍が考えやすいです。この場合は同じ発作のパターンになります。症状だけでは、頻拍になる他の状態(発作性心房細動、心室頻拍)との確実な鑑別は困難ですが。

カテーテルアブレーションは、循環器の治療手技の中でも「マニアック」な人が身につけている処置です。私も循環器医ですが、自分ではしませんし、できません。これを施行するためには一応施設認定があります。治療件数の多い施設にお願いするのがよいでしょう。これはネットや病院紹介の本などでお近くでならどこでできるか、あるいは循環器の専門医に尋ねられたら適切な病院を紹介してくださると思います。大学病院だからと言って、どこでも十分な経験数があるとは限りません。ただ、この治療の歴史は20年近くあり、方法はかなり安全(検査と治療は多少ドキドキしたり電気ショックを一瞬かけたりすることがあり得ますが)で確立されているので、エキスパートの手にかかれば治療そのものを不安に思われる必要はありません。このサイトに投稿されるくらいの方なら、年齢はいくつでも可能です。
検査と治療は、首やももの付け根の血管に点滴の管みたいなもの(カテーテル)を局所麻酔でさして、その管を通して電線を心臓にレントゲンを見ながら到達させ、検査・治療を行います。数時間の治療になります。おっしゃっておられるような特徴的な症状なら、発作が誘発できたら治療は十分可能な印象です。おおざっぱには、成功率90%程度、とお考え下さい。言葉にすると怖いように聞こえるかもしれませんが、心配はありません。

それから、そのくらい症状がはっきりしていて頻度が多いなら、薬をまず試すと思うのですが?これで効果があれば診断はより確実になるように思います。クスリはもちろん副作用を考慮する必要はありますが、普通は安全に試すことができるし、治療だけでなく診断の助けにもなるはずです。いずれにしても、電気生理を専門にした循環器の先生を紹介していただくのが最善と思います。

へたれ循環器専門医 先生

私は「マニアック」なことで飯を食ってたのか(笑)。
房室回帰性頻脈、房室結節回帰性頻脈のアブレーションは「マニアック」な中では入門編で、施設による差はあまりありません。手技がほぼ確立してますので。成功率は2者に限ればほぼ100%ですが、再発が数%見られます。その場合は再アブレーションが必要となりますが、それで完治です。房室回帰性頻脈、房室結節回帰性頻脈以外の不整脈の場合はややこしくなることもありますが、ちゃんとした「マニア」なら、手に負えないと判断すれば、深追いせずにそこで中止し、経験豊富な施設を紹介してくれます。その時に「失敗した!」と担当医をおこらないで下さい。下手にいじくりまわして合併症を起こすより、遥かに適切な判断なのです。「自分にできる範囲を把握し、できないことならやめる」のは医者の鉄則なのです、なかなかご理解頂けないんですけど。電気生理って説明がしにくいんですよ、目に見えないんで。

りんさん

ありがとうございました。

薬は今まで処方もされていませんでしたし、一度も飲んだ事がありませんでした。

今は週に一度位、発作があると言いましても
発作直前に止める事もありますし、短くて数秒、平均1分から2分程度ですので、
かえって昔のように月に1度でも10分から20分も発作の続く方が気分的に辛かったです。

自分なりに検索して調べてみたところは
発作性上室性頻脈の症状にぴったりと当てはまるのですが、
はっきりとした病名等、今後の為にもきちんと調べていただこうと思います。
いろいろ教えて頂きありがとうございました。

血管心臓医 先生
循環器内科

血管心臓医 先生

発作の最中に診ないとわからない、というのでは現実的には不可能に近いですよね。

で、症状をお聞きする限り(子供さんの症状は詳細がわからないので同じかどうかは不明ですし、頻拍症が遺伝することは稀です)、上室性頻拍症でしょう。これは心臓の上の部屋(心臓へ戻ってきた血液が溜まる袋)が異常に頻回に収縮する状態です。心拍数が 180 だと発作中は少し辛いのではないですか?今でも1週間に1度発作があるなら、心臓カテーテル検査(電気生理検査)を思い切って受けて、診断がつけば心臓内の電気の流れがショートしているところを焼き切る治療をすれば(熟練した医師がすればほぼ安全ですし、成功率も高いです)発作がウソのように消えますよ。

致命的な不整脈ではないようですので(すでに長年不整脈とつきあっておられるようなので)、経過を見るのでも良いですが、頻拍発作が数時間以上続くなら心筋が痛んで心不全になる(心臓が弱る)ことがあります。数時間続くなら是非どこの医院・病院でも良いから心電図を取ってもらってください。診断がつけば治療に即刻つながります。30分ぐらいの持続なら、心臓がそれだけで弱ることはありませんから、その意味で心配しなくても結構です。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

頻脈の記録がないようですね。つっこんだ検査としてはカテーテル検査があります。カテーテルを心臓の持っていって、心臓を刺激して、頻脈の原因となる電気回路がないか探すものです。回路がみつかれば、そこを刺激することで頻脈がどのような頻脈かがわかります。また、その回路を電気で焼くことで頻脈が起こりにくくする治療もできます。これをアブレーションといいます。ここまでしなくても、頻脈を予防する不整脈の薬を使用することもあります。ただ、頻脈がどのようなタイプかの証拠が必要です。頻脈のタイプに関わらず、その害は心臓への負担、血圧への影響です。頻脈は当然心臓も疲れさせますし、うまく血を送り出せず、血圧が下がって脳血流が低下してふら〜っとすることもあるでしょう。普段の生活に支障の無い限り、運動等も特に制限無く、経過をみて行きましょうという現在の治療方針も悪くはないでしょうが、カテーテル検査を受けて、薬で予防していくかアブレーション手術を受けるか考えてみてもいいでしょう。

へたれ循環器専門医 先生
循環器内科

へたれ循環器専門医 先生

可能性が高いのは潜在性WPW症候群による発作性上室性頻脈(房室回帰性頻脈)と思われます。房室結節回帰性頻脈や特発性心室頻拍の可能性も否定はできませんが。週一回の発作であれば、治療をお考えになった方が宜しいかと。不整脈の専門家にご相談下さい。上記3者については発作抑制の薬物治療、アブレーションいずれもほぼ方法論は確立しております。放置した場合、突然死のリスクはお考えにならなくても宜しいと思いますが、心房細動という不整脈の有病率は上がります。長期に渡り頻拍が持続すると心不全を起こすことが有りますが、病院に行くまでの間ぐらいは平気です。

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