Q

教えて下さい

私は、先日ビルから転落して亡くなった方の現場を目撃してしまいました。何ともいえない鈍い音に振り向くと、人が鼻と耳から血を流して倒れていました。必死で救命処置をして、救急車を呼んでもらいました。第一発見者として警察の事情聴取を受けました。
それからずっと、そのときの音が耳から離れません。その方の転落していた格好が目から離れません。心臓マッサージをした時の胸の感触が手から離れません。
何か、これを乗り越える方法はありませんか?
教えて下さい。

質問者:えみ さん

和歌山の医師 一般内科 先生
腫瘍科

和歌山の医師 一般内科 先生

心的外傷後ストレス障害(PTSD)とはそもそも重大かつ劇的な外傷的といえる出来事を体験した後、生じる可能性のある精神障害の1つです。特徴の一つは、その人が外傷的出来事(トラウマ)を経験しているということです。地震、洪水のような自然災害や、戦闘、暴行などの外傷的出来事(トラウマ)をその人が直接個人的に経験している場合や、災害や暴行によって大きな怪我をしたのを目撃したり、不自然な死を目撃したりした場合や、症例は少ないのですが、身近な人がそういった状況になったことを知った場合も同様です。一つは、外傷体験が再体験されるということです。その外傷的出来事の反復的で侵入的で苦痛を伴う想起が挙げられます。例えば、その出来事についての反復的な悪夢や、外傷的な出来事が再び起きたかのように行動したり感じたりするといったことが生じ、本人の意思に反してしつこく再体験されます。また、外傷的出来事を思い出すような刺激に触れると、あたかも外傷体験が再び戻ってきたかのような錯覚があります。そのため、心理的苦痛や生理的反応がおきて、恐怖のあまり、汗がじっとり出たりといった苦痛を伴う症状です。一つは、外傷に関連した刺激の持続的回避や、全般的反応の麻痺(感情鈍麻)といった症状も特徴的です。例えば、外傷的出来事に関連した刺激の持続的回避では、外傷体験に関連する会話、感情、場所、人物、活動などを避けようと努力します。場合によっては、外傷の重要な局面について想起不能(解離性健忘)になることもあります。全般的反応性の麻痺では、以前は楽しんでいた活動への関心が薄れ、他人から孤立したような感覚や、親近感や優しさといった感情を感じる能力が低下し、生活全般から引きこもりがみられます。一つは、過覚醒(自律神経系の興奮や過覚醒の症状)といった症状です。なかなか寝付けない入眠困難や途中で目が覚める中途覚醒や全く眠れなくなったりする不眠があります。また、集中できなかったり、過剰に過敏になっていて小さな物音などにドキッとするような過度の警戒心が生じてきます。上記で述べた3つの症状が1ヵ月以上続いていること。そして、その障害のため顕著な苦痛を生じていたり、社会生活が送れなくなっていたり、問題が起きていたりしていること,上述した状況や症状がすべてある場合にPTSDであると診断されます。
治療ですが,
1)運動療法
アドレナリンの過剰状態である過剰興奮を解消するため、毎日の生活の中に運動することを取り入れる。効果/大変前向きな気持ちにさせる上、副作用がないのでよい。適度な運動は睡眠薬1錠ほどの効果があります.
2)投薬治療
第一選択はSSRI(選択的セロトニン再吸収阻害薬)です.
* 効果は早ければ2〜4週で現れる。
* 12週程度は使用する。
* trazodone(デジレル、レスリン)はSSRIによる不眠を抑える上で効果的である。
SSRIの効果がなければTCA(三環系抗うつ薬)にかえていく
3)グループワーク
グループ活動を中心とした治療プログラム。効果/みんなと励まし合いながら、病気を克服して行けるメリットがあります。
一度,心療内科を受診されることをすすめます.

えみさん

早速のお答え、本当にありがとうございます。
今の状態が一ヶ月以上続いたら、PTSDという病気ということでしょうか?一ヶ月ほど、様子を見て心療内科に受診したらいいとなると、その間はやはり自分で運動をしたりして心のコントロールを図ってみるしか方法はないですか?それとも、現段階でも心療内科の先生の所に助けを求めてもいいでしょうか?

月のうさぎ 先生

今お辛いのですから、受診されるといいと思いますよ。
今のお気持ちをお話になることが、心を少しでも軽くしてくれると思いますし、もし必要なら助けになるお薬もあるかと思います。

横浜の家庭医 先生

ものすごい衝撃を受けたあとに、PTSD様の症状が見られることは、よくあることで、人間にとって普通のことです。
これを急性ストレス障害または急性ストレス反応といいます。
通常は2・3週間で自然に消えていきますので、症状のつらいうちはゆっくり休養され、経過観察されてもよろしいと思います。
もしくは内服などにより症状が軽減することも期待できますので、心療内科にかかりつつ、症状が落ち着くまで見ていただくとよろしいかと存じます。

和歌山の医師 一般内科 先生

今の状況は,精神的にかなりきつい状況ですので,先の先生方が言われているように,時間をおかずに心療内科に受診して下さい.

心療内科での治療(カウンセリング)などを受けながら,運動するなど心のコンロトールに良いことを行って下さい.

えみさん

先生、ありがとうございました。あの後、カウンセリングを受けに行きました。今は、急性期なので薬で精神安定を図ってもいいですよ。。。と言われましたが、カウンセリングを受けながら薬は使わずに頑張ってみることにしました。
すこしづつ、気持ちが落ち着いて来ていると感じます。
このような体験をさせていただけた事にいつか感謝出来るように、私の人生に生かしていける様に、努力しつつご冥福を祈りたいと思います。
ありがとうございました。

hero2005 先生
全科

hero2005 先生

ショックなことがあったときの心因反応、PTSD対策は早期におこなうことが有効です。PTSDという病態を完成させないためにも、早期のカウンセリング、心理療法をお受けになることをおすすめします。心療内科受診をおすすめいたします。

えみさん

あまりの出来事で、友達や家族にも話せませんでした。早期にカウンセリングを受けることで乗り越えていこうと思います。
明日、受診してみます。
ありがとうございました。

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