Q

前立腺がんのホルモン療法について

父が限局性前立腺がん(stage B1)と診断されました。年齢(78歳)、病歴(脳梗塞ー後遺症なし、パナルジン服用中 塵肺ー年々息切れ増加 左内腸骨動脈瘤があり手術勧められている。)を考慮しホルモン療法を7月よりおこなっています(1ヶ月に一回注射)
副作用のほてり、発汗の回数が多く、安眠できないほどです。漢方薬や抗うつ剤を服用しましたが軽減せず、医師からは一生ホルモン療法は必要といわれ困惑しています。PSAは36から0.4に下がってきています。ホルモン療法は一生しなければいけないのでしょうか。

質問者:アルプスの乙女 さん

和歌山の医師 一般内科 先生
腫瘍科

和歌山の医師 一般内科 先生

正常の前立腺の増殖や機能は男性ホルモンであるテストステロンに影響されています。テストステロンはほとんどが精巣で産生されます。テストステロンは前立腺がんを刺激します。テストステロンが産生されていると前立腺がんは増殖して広がり続けます。

そこで,現在投与中のLH-RHアナログは精巣からのテストステロン産生を促す LH-RHアナログは、毎月注射すると精巣を刺激するホルモンを抑えることができ、精巣からのテストステロン産生が 減少し,癌の増殖が抑えられるわけです.事実,指標であるPSAは低下しています.

LH-RHの場合は、女性ホルモンそのものを止めて、人工的に閉経させるわけですから、まさに更年期症状が出るのは程度の差はあれ、必発です.

対処法としても,基本的には、有効な方法はありませんが、
漢方療法 ,パキシルなどの抗うつ薬,運動療法などがあります.

抗うつ薬の効果については現れるのに1ヶ月程度を要します.

手術による前立腺全摘手術を行っていないのであれば,可能な限りホルモン療法を継続していく必要があると思います.

アルプスの乙女さん

父とも相談し、ホルモン療法をもう少し続けてみたいと思います。

C.U.泌尿器科 先生
泌尿器科

C.U.泌尿器科 先生

Stage B1でLH-RH アナログ療法開始2〜3ヶ月で良好なPSA低下を認めているのでしたらその内分泌療法は良好な状況にあると言えます。ただし、御相談のように当初は更年期障害のような症状を訴える方は比較的多いと思います。他の内分泌療法薬は併用されていますか?副腎由来の男性ホルモン類似物質迄ブロックしていると比較的副作用は少ないのですが如何でしょうか?もう数カ月状態をみて評価されるのも良いと思いますが、経済的にも比較的高価な治療方法ですし、どうしても辛いのであれば両側精巣摘除術(去勢術)を行うのも一考です。また、稀に「ホルモン抵抗性前立腺癌」と言って前立腺癌が内分泌療法に反応しなくなる場合もありますので、その場合はホルモン療法を変更せざるを得ない場合もあり得ますが、これは御希望の状況ではないと思います。大抵は程度の差はありますが数ヶ月で慣れる事が多いのでもう暫く頑張ってみては頂けないでしょうか?

アルプスの乙女さん

初めはホルモン注射と共に内服薬(カソデックス)も服用しましたが、肝機能の上昇があり一か月のみで中止となりました。
放射線療法も考えましたが、腸炎等の副作用も心配なので、ホルモン療法をもう少し続けてみたいと思います。
父ともよく相談します。ありがとうございました。

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