今年1月生検で浸潤性乳がんと診断、1月末右胸全摘、腋窩リンパ節切除、左胸部分切除の手術を受けました。
組織所見)材料は部分切除された左乳腺組織と右乳腺組織及びリンパ節です。左側では、概ねfbrosis, columnar cell lesions, cysts, sclerosing adenosis, mild UDH, fibroadenomatosisなどのmastopathicな変化を認め、石灰化も伴っていますが、明らかな悪性所見は見られません。右側では、#RA,RC2,RC3において境界不整な結飾性腫瘤を大小複数認め(最大浸潤径は#RC2,RC3で30 ma)、中等度から高度の核異型示す細胞が小型から中等大の不整形胞巣を
呈して、半数以上で胞巣周囲に空隙を形成して浸潤増生しており、乳管内病変・線維化・脂肪浸潤・多数のリンパ管侵襲・僅かな静脈侵襲を伴っています。Mixed typeのinvasive
micropapillary carcinomaで、組織学的異型度は檸造異型3点・核異型3点・核分裂像3点
(8-10個/5HPF)でGrade-Iとなります。切除断端につきましては、#C3の垂直断端に異型細
胞が追っており、断端易性が否定出来ません。リンパ前はSLN(0/1)ですがLN-Iに2mm未満
の転移巣を認め、LN-I(1/5)になります。#3にてER,PgR,HER2/neu,Ki-67,p53免疫組織化
学を施行します。
症例の少ないタイプと聞きました。パクリタキセルの抗がん剤投与が始まり、その後EC療法受ける予定です。症例が少ないと言われ、今後の治療に不安があり相談させて頂きたいです。