8歳の男児です。約1年程前、足首の痛みが2,3日続いた後、針の先ほどの内出血のような紫斑がくるぶしのあたりに見られ受診したところ、アナフィラクトイド紫斑と診断され即入院、ステロイドの点滴で10日間で退院後はステロイド薬や血管を強くする薬を約2ヶ月内服していました。その間は休学や早退などをしながら運動制限の指示をうけていました。心配された腎炎や腸管からの出血はありませんでした。その後徐々に体を慣らし、いまでは病気以前のように活発で運動も得意な普通の小学2年生に戻っていましたが、今日、学校で足の痛みを訴えて、おかあさんには内緒にしておいてといったそうです。担任の先生も心配して電話をくださったわけですが、本人にきいたところ、やはり病気のときと同じ痛さだと認めましたが紫斑はいまのところありません。ステロイドを使ったときのムーンフェイスがいやだったことや、食欲亢進による体重増加がやっともとにもどってきたところだったので、また運動ができなくなってしまうのが本人もつらいので隠そうとしたようです。今後の注意点や、この病気にステロイドが必ず必要なものなのか、といいますのも、たまたま知り合った方のお子さんが数年前におなじ病気になり腸管からの出血もあったそうなのですがステロイドは使わなかったそうなので、教えていただけたらと思います。なお、以前の主治医は関節痛をともなう場合は重い症状だと考えてくださいということでした。