今年の春くらいから、ごく少量(例えば、飲料200〜500cc、ご飯を大人の茶碗1/2程度)を飲食しただけでも、胃の上部に膨満感を感じ、見た目にもみぞおち部分が膨らんでしまい、苦しくなるような満腹感を感じるようになりました。
かかりつけの消化器内科で、先ず内視鏡検査を行いましたが、内視鏡からAIRで胃を膨らませて内視鏡の行き先を確保しようとしますが、胃底部のみが膨らみ、胃の中間部辺りが狭く、比較的剛性の低い鼻からの内視鏡では容易にさま胃部分を押し分けて通過することが困難で、十二指腸に辿り着くのに苦労しました。胃の内壁は全般に特筆すべき異常なく、内壁から採取のサンプル生検も正常でした。
狭くなっていた胃中央付近の狭くなった部位をマクロ的に観察のため、後日、バリュームをのみ透視検査を受けましたところ、添付のイラストのように、飲み込んだバリューム全てが胃底部に停留して膨らみ、立位では胃の出口方向へは一切流れない状態が確認されました。
停留するバリュームを体位変更で出口方向へ流し、発泡剤で胃全体を膨らませれば、正常な形で膨らみ、胃の中央部が萎縮したり狭窄している様子は見られませんでした。
現在、食道保護のために胃酸の逆流を要請するお薬と、胃の蠕動運動を活発にするお薬を処方され、上記の胃底部に飲食物が停留して感じる膨満感は解消されません。
・このような状態を招いている病的な原因は何でしょうか?
・この状態を解消できる可能性があり処置はありますでしょうか?
・この状態が継続した場合に想起される悪影響は何でしょうか?