今回は大変お世話になります。
乳癌術後の化学療法の有無につきまして、ご相談させていただきます。
66歳女性。三月末、体重減少(一年で8Kg)を主訴に内科受診。
CT(E)にて左乳房に造影結節を2個認め生検の結果、浸潤性乳管癌と診断され、4月19日左乳房全摘手術を受けました。
病理診断:大きさ1.6*1.2cm、ER 90%, PgR 40%, Her2 (+1) 陰性、核グレード3,組織Grade III (3+2+3=8)、Ki67 30%以上、センチネルリンパ陰性、リンパ・脈管浸潤なし。
ステージI、ルミナルBと考えられ、ホルモン療法に化学療法を追加するかどうか、OncotypeDXの検査を提出しました。結果、RSスコア19,9年遠隔再発率6%、化学療法の上乗せ効果<1% でした。
RS11~25の中間リスクにつきましては、最近TAILORx試験が行われて、50歳以上の場合化学療法の上乗せ効果が期待できるのはRSが26以上となっており、私の場合化学療法の上乗せ効果なしと判断できるということでしょうが、、、。
主治医はホルモン療法のみでいいのではという意見ですが、最終的には患者自身が判断するようにとの事です。
私の場合、組織グレードIIIと高く、Ki67も高値なのが気になります。「Ki67高値・核グレードが高い・リンパ節転移あり」という項目の中で、複数個該当する場合は、抗がん剤を勧めるという考えもあるようです(この考えは、オンコタイプの検査をしていない状態でかもしれませんが)。オンコタイプの結果をどのくらい優先すべきなのか?
少しでも再発のリスクを減らしたいという思いです。
この状況下で、TC療法のみをすることは、全く意味がないでしょうか?
先生からのアドバイスをよろしくお願いいたします。