1月末に急性副鼻腔炎を発症。
↓
2月上旬にニューキノロン系抗生剤ラスビックを7日間内服するも改善せず。
↓
2月中旬にはペニシリン系抗生剤アモキシシリンに変更し7日間内服するも改善せず。
↓
2月下旬にはマクロライド系抗生剤クラリスロマイシンに変更し7日間内服するも改善せず。
↓
3月からは抗生剤の内服を一旦止めてクラリスロマイシン半量内服によるマクロライド療法を開始。
↓
現在も鼻水、鼻詰まり、後鼻漏れ、痰絡み咳、嗄声が1ケ月以上続く。
CT検査をしたところ鼻腔に大量の膿が付着しているものの副鼻腔については画像所見上の炎症は認められなかった。
しかしながら内視鏡を入れたところ副鼻腔から大量のドロドロ、ネバネバした鼻水が喉に落ちているとのことでした。
また、副鼻腔炎の原因菌を特定する細菌培養検査の結果が出ましたので添付致します。
【ご質問1】
CT上、副鼻腔に炎症が無くても内視鏡で副鼻腔から鼻水が落ちているのを認めることはよくあることでしょうか?
【ご質問2】
今回特定された菌『ステノトロフォモナス・マルトフィリア(ブドウ糖非発酵グラム陰性桿菌)』とはどの様な菌ですか?
生命に関わる様な危険な細菌でしょうか。
【ご質問3】
この細菌はペニシリン系、マクロライド系の抗生剤には耐性があり、ニューキノロン系には感受性がある結果でしたが何故、最初に内服したラスビックが効かなかったのでしょうか?
【ご質問4】
今後の治療としてはニューキノロン系抗生剤の内服しかないでしょうか?