集団の中で、嘘をついたり弱い子をそそのかして、相手に意地悪をして喜ぶ年長組の男児がいます。今までは場面を捉えて良い・悪いの区別を知らせたり、甘えを受け止めてみたり、自分の思いを大人にきつい口調で訴えるその子の話を納得するまで聞いたり、友達が本当に嫌がっている事を知らせたり、時には怒ってみたり…多分私が考えられるアプローチを全て試してみました。けれど、その子が罪悪感を持たず嘘をついている姿を見て、ある日怖くなるような悲しさに襲われました。もしかしたら男児は周りの人間を心から信頼した事がなく、嘘をついて、その場しのぎをしてしまう事が手段になってしまったのでしょうか?私は欝状態だった事があるのですが、当時の自分を重ねるような闇をみた思いがしました。嘘をついていると分かっていても、言い分を聞き、否定せず、思いを受け止めた方が良いのでしょうか?嘘を肯定する対応であると分かっていても、迷っています。