■患者の治療経緯
78歳の父親が8月下旬に地元の病院で胃癌手術を受けました。他臓器転移なしで、胃の3分の2切除しましたが、リンパ転移が1ヶ所(No.6リンパ節)取り切れずに終了し、今は化学療法を行っています。
化学療法は1回目が「エスワンタイホウとシスプラチン」、2・3・4回目が「SOX療法(S-1+オキサリプラチン)」を実施しています。12月に下痢で体調を崩し、治療中断・入院しましたが、現時点では下痢も回復し、問題なく化学治療を継続しています。
■セカンドオピニオン受診
治療と並行して、東京の病院でセカンドオピニオンを受診しました。地元の病院の主治医が作成して下さった治療データ(CT検査・胃カメラ画像等)を確認頂いた結果、『体内に残っているリンパ節が1箇所だけであり、膵頭十二指腸切除術による再手術を行うことで完全切除は可能』とコメントを頂戴しました。地元の病院で化学療法を何度か実施して、リンパ節が小さくなっていれば、東京の病院で再度検査して、特に問題がなさそうであれば、再手術しようと話ました。
■ご相談事項
体内に残っているリンパ節を取り切らなければ余命も限られるますが、その一方、膵頭十二指腸切除術による再手術も非常にリスクの大きい手術だと感じています。父の年齢を考えた時、78才で大手術に耐えれるか?後遺症は出ないか?が凄く心配です。患者本人&家族共には、まだ長生きしたいが、再手術がどれ程の大きなリスクがあるか分からず、悩んでいます。地元の病院は肝胆膵外科医はおらず、東京の病院は膵頭十二指腸切除術の実績は多数です。
質問1…膵頭十二指腸切除術は大手術ですが、どの程度怖い手術でしょうか?
質問2…一般的には、化学療法のみでは何年生きれますか?
質問3…先生ご自身が該当患者であれば、どのような判断を取られますでしょうか?
以上、どうぞよろしくお願い致します