70代以上/男性
(これまでの経過)
2015年12月の人間ドックで十二指腸腺腫が見つかり、検診医から専門医を受診するよう指示があり近くの病院(内視鏡専門医)を受診し、内視鏡検査を受けましたが腺腫は見つかりませんでした。
2016以降も人間ドック検診では腺腫が見つかるものの、前記病院の内視鏡検査では見つかりませんでした。
2018年12月の人間ドック検診結果の説明時において、腺腫が大きくなると手術が難しくなるから専門医の検査を受けるよう強く指示があるとともに紹介状と検診データの提供があり、2019年に前記病院で内視鏡検査を受けましたが腺腫は見つからなかったとの説明を受けていました。
しかしながら、昨年(2024年)11月、これまで腺腫は見つからないと説明を受けていた前記病院の内視鏡検査で初めて十二指腸腺腫が見つかり、医師から内視鏡手術による切除をすすめられました。(このときの検査はこれまでとは別の医師が内視鏡検査を実施。)
この検査時の病理組織診断報告書には次のような記載があります。
(病理診断)
慢性胃炎、前庭部に退色粘膜、生検A、上皮化に低分子細胞ないかチェック
十二指腸下行脚に3mmポリープ、生検B腺腫疑い
(病理組織学的診断)
Aリンパ球浸潤(+)腺窩上皮の萎縮(+)
B中等度の異型を伴う腺管が増生している。管状腺腫を考える。悪性像はない。
(ご照会事項)
十二指腸腺腫の治療について、近々、医療機関と相談することになっており、手術への判断対応等への参考として、次のことにご教示をお願い致します。
1 腺腫の大きさは、パソコンの画像を用いた医師からの説明では7mm~10mmとのことでしたが、病理診断報告書には3mmのポリープと記載されています。自覚症状は特にありませんが、手術した方が良いでしょうか。
また、医師の説明と病理診断報告書に記載されている腺腫の大きさに違いはありますが、腺腫の大きさや場所によっては経過観察の選択もありますでしょうか。
2 人間ドックの検診では十二指腸腺腫が見つかるが、病院の内視鏡検査では見つからなない要因としてどのようなことが考えられますでしょうか。自然消失することがあるのでしょうか。
3 人間ドックでの十二指腸腺腫が見つかった後、これまで経過観察(内視鏡検査)を受けてきた病院での検査の数年間は腺腫が見つからなかったのですが、他の病院で診察再検査を受けた方が良いでしょうか。