肺腺癌ステージ4です。82週間タルセバを服用し、その後タグリッソに切り替え8週が経過しています。おおよそ一年前のPET検査で原発巣は集積が見えなくなり、本年の同検査でも集積は認められていません。転移先の縦郭リンパ節についても昨年の時点で消失ならびに縮小が確認され、本年は残存部位も更に縮小していました。他に転移は認められません。ところが胸水は増加していたのです。そこで私が考えているのは、悪性腫瘍に起因する浸出性胸水のみならず何らかの漏出性胸水も起こっている可能性があるのではないか。そこで それを診る目的で利尿剤を服用してみる意味があるのではないかということです。利尿剤で胸水の減少を確認できれば、漏出性胸水を起こす疾患が肺癌とともに併存することを想定して 然るべき対応を施す。胸水減少がなければ、悪性腫瘍による滲出性胸水のみと判断して、タグリッソの治療に専念することとする。この考え方は成り立ちましょうか。なお、原発巣や多臓器転移が軽減しているのに胸水のみが増加するのは、どのような病状があり得るのでしょうか。