病理組織学的診断
部位:腎臟右
Carcinoma of the right kidney, nephrectomy.
-clear cell renal cell carcinoma, WHO/ISUP Grade 3, Fuhrman Grade 3, eg, INFb, Ly0(D2-40),
V1(EVG), rc-inf1, rp-info, s-info, pT3
【追加報告】
脈管侵襲の有無について、染色を追加して検索した。
静脈侵襲を散見する。リンパ管侵襲は検索した範囲で明らかではない。
【既報】
12x9.8x6.5cm大の右腎切除。9.8×9.3x3.8cm大の境界明瞭な黄色腫瘍を認める。
組織学的には、小型類円形の核と明るい胞体に富む異型上皮を認め、胞巣状構造を呈する。Clear cell renal cell carcinomaと考えます。実質細胞が消褪してmyxomatous或いはhyalinousな線維組織に置換された領域や、わずかに嚢胞状になる領域を見る。Hemosiderosisを散見する。核は概ね小型で、 尿細管上皮の核と同等かやや大型。核小体は対物レンズ40倍で確認できる程度であるが、一部大型核を持つ細胞の増殖巣を見る。少量であるが、WHO/ISUP Grade 3と分類する。明瞭なrhabodoid feature は確認できない。腎外側に突出するような増殖を示し、偽被膜を形成して境界が比較的明瞭であるが 、腎外の脂肪組織への浸潤を見る。腎洞脂肪組織や腎盂への浸潤は認めない。剥離面への露出は認めない。
周囲腎組織は、比較的保たれており、global sclerosisに陥る糸球体はほとんど認めない。筋性動脈の硬化は軽微。静脈枝の拡張が目立つ。
以上が 旦那の診断報告書でございます。
私が仕事のため一緒に行けなかったので旦那1人で説明を聞いたんですが…
とても難しい内容です。
転移リスクがあるのか?
再発がおこるのか?
それで抗がん剤のキイトルーダを勧められました。抗がん剤の副作用が心配です。この薬でいいのか他の先生の意見も聞きたいです。知識がないのでとっても不安です。よろしくお願いします。