76歳の妻のことです。
60歳過ぎころから物盗られ妄想が顕著に見られるようになりました。衣類や和装用の草履を「持ってこい」と自宅内で言うことがしばしばあります。過去に警察に行ったことも数回あります。
被害妄想が強いのです。化粧品に何か入れられたとも言います。庭木に何かかけられたとか、車のガソリンを抜かれたとも言います。
幻聴も激しいです。
首が急に痛くなったとか、鼻の頭がおかしい、とも言います。
私は認知症の可能性が高いと見ていますが、記憶力が極端に下がっているとは思えません。強いて言えば、探し物をよくするのは、自分で仕舞った場所を忘れるからだと思います。また、料理のレパートリーが少ないです。夕食の副菜の種類も少ないです。「言葉がでない」と言うことはありますが、それほどではありません。
妄想や幻聴が激しいにしては、記憶障害が軽微のように見えます。
認知症の患者の中には、妻と同じようなケースもございますか。