肥満症の症状・治療について|AskDoctors 肥満症の症状・治療について|AskDoctors 肥満症の症状・治療について|AskDoctors

このサイトで分かる
「肥満症」

肥満症って何?
リスクと治療法

医師名
肥満症専門医

大西由希子 先生監修

朝日生命成人病研究所附属医院
診療部長

肥満症に関する医師監修記事

太っているだけじゃない?
医学的に減量が必要な「肥満症」って?

「肥満症」とは、肥満(BMI25以上)があり、さらに「肥満に起因・関連する健康障害」があるか、今後それらの健康障害が出ることが予想される「医学的に減量治療が必要」な状態です。

続きを読む

「肥満症」を放置する
リスクとは?

肥満症を放置すると、蓄積した内臓脂肪が原因となって「ドミノ倒し」のように様々な病気を引き起こす可能性があります。

続きを読む

病院での肥満症治療って
どのようなもの?

肥満症の治療には、食事療法・運動療法だけでなく、行動療法、薬物療法、外科療法(減量・代謝改善手術)などさまざまな選択肢があります。

続きを読む

肥満症セルフチェック

身長・体重と簡単な質問に答えるだけで
あなたの肥満症の可能性と、
受診先・治療方法を専門医がアドバイスします

専門医への質問9選

医師名
肥満症専門医

大西由希子 先生監修

朝日生命成人病研究所附属医院
診療部長

Q. 痩せなくてもよい肥満はありますか? add remove
A.

残念ながら医学的に体に良い肥満はありません。

BMI25以上を肥満とした場合、スポーツマンなどで筋肉量が非常に多く脂肪ではなく筋肉で体重が多い場合には、BMIで25以上でも脂肪蓄積がない場合があります。

しかし、スポーツマンで筋肉は多いけれ脂肪も多く、なかにはメタボリック症候群を発症されているかたもいらっしゃいますので、定期的な健康診断は受けていただくのが安全です。
格闘家などその体格の維持が必要なご職業な場合でも、せめて血圧、血糖値、脂質の治療はしておかれたほうが未来の脳梗塞、心筋梗塞などの予防になると思います。

また、若いときはBMI25以上でも健康障害がないこともあります。
しかし、年齢を重ねるにつれ同じ体重でもいろいろな健康障害が出現してくる確率が高くなります。
やはり肥満のある場合にはBMI25未満をまずは目指していただくことが未来の健康につながると思います。

※(BMI=体重(kg)/身長2(m))

Q. 痩せられないのは、やはり自分の責任なのでしょうか? add remove
A.

自分の責任とそうではない要素の両方があります。

食事のカロリーの摂りすぎ、運動不足はもちろん痩せられない原因のひとつで、食べるか食べない、運動ができるのにしないのは自分の責任です。
一方で痩せやすい、太りやすい、というもともとの体質があり、それは自分の責任ではないです。
身長が低いのは自分の責任「だけ」ではないのと似ていますね。
最近では、腸内細菌の状態によって太りやすくなることがあることも知られています。

食事の種類によって同じカロリーを摂っていても腸内細菌が痩せにくく変わっていく場合もあることが知られています。
どうしても抑えられない食欲を抑制する薬剤を専門の医療機関で保険診療で処方してもらう選択肢もあります。

どんな体質でも肥満の場合はリカバリーの可能性が大いにありますので、諦める必要は全くありません。

Q. 通える時間がないため、自費診療を選びたいです。選ぶ際の注意点はありませんか? add remove
A.

自費診療でもオンラインの問診などで健康診断結果などを診ながら、どのような生活習慣の工夫が必要か、本当に肥満症治療薬が必要な状態か、薬が必要ならば治療薬の作用・副作用も説明してくれる医療機関を探す必要があります。
安易に肥満症治療薬で食欲を抑制して食事量を抑えるだけで痩せるとエネルギーを消費する筋肉量が減ってますます痩せにくい体質になってしまうリスクもあります。

お忙しいからこそ、健康のメンテナンスにはある程度、時間をかけることが大事です。

Q. みんなちゃんと減量成功していますか?治療した後の人は、どのように変わりましたか? add remove
A.

通院されているかたがたは、みんな健康管理に成功しているといえます。

肥満に伴う健康障害、特に血圧、血糖値、脂質、尿酸値などを薬物療法でそれぞれの異常値を問題のおきにくくなるところまで調整できているかたがほとんどです。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症を放置していると、心筋梗塞、脳梗塞など命にかかわる病気になったり、痛風という関節に激痛がおきる病気になったりしていたかもしれません。
日中眠くてしかたないのは、睡眠時無呼吸症候群があるからかもしれません。

減量は時間がかかることがあっても、肥満に伴う健康障害の治療をすることによって重大な病気のリスクを減らせることは大変有意義です。
減量そのものに成功したかたは、特注の服でなく一般的なサイズの服を買えるようになった、という喜びだけでなく、膝の痛みや腰痛から解放されてとても楽になった、と減量の効果を実感しています。

Q. 自己流のダイエットと肥満症治療は何が違いますか? add remove
A.

肥満症治療は減量そのものが目的ではないところが違います。

自己流ダイエットは、体重のみを見て痩せることを目標にします。
肥満症治療は、減量そのものよりも肥満に伴う健康障害に着目しながら、患者さんそれぞれの状態に応じて優先順位をつけてアドバイスや薬物治療をします。
食事運動療法など適切な生活習慣改善をしながら通院していても継続的に減量することは難しいこともあります。
それでも通院する意味はあります。

減量できなくても、血圧、血糖値、脂質、尿酸値などが高いかどうか確認して、高ければその治療を開始します。
減量がうまくいくと薬を減らせることも多いです。
生活習慣の改善をしながらも減量がうまくいかない場合は食欲を抑制する薬剤を併用しながら治療していきます。

Q. 医師に怒られないか不安です。激しい運動や、極端な食事制限を強要されないですか? add remove
A.

ひと昔前は食べ過ぎて痩せられない患者に怒る医師もいたかもしれませんが、最近はそういう医師は珍しいと思います。

医師に怒られるか不安になるよりも、肥満症の治療をしないままでいる将来を不安に感じてください。いきなり激しい運動は強要しません。肥満の人を正しく評価せずに激しい運動をすすめると、足腰をいためたりときには狭心症の症状が出る場合もあります。
日ごろの運動量などを確認しながら継続可能な運動習慣の提案から始めます。

極端な食事制限も継続できなくなるのでおすすめしないはずです。
食習慣の改善は管理栄養士による栄養指導を受けると具体的で現実的な提案をしてもらえるでしょう。
糖尿病療養指導士や肥満症生活習慣改善指導士の資格をもったスタッフがいる医療機関は、日本糖尿病学会や日本肥満学会の教育認定施設をそれぞれのホームぺージで公開しているので、そういった施設を選択するとより専門的な食事運動療法のアドバイスが得られるでしょう。

Q. 薬にはどんな副作用がありますか?薬を止めたら体重は元に戻りませんか? add remove
A.

肥満症の治療薬は、ウゴービとゼップバウンドがあります。

どちらも食欲を抑制する作用があり、そのため食事量が減るのに伴い体重が減ります。
副作用として、気持ち悪くなる、吐き気、吐く、便秘や下痢などの消化器症状がでる場合があります。
それを避けるためには、薬を最低用量から一か月かけて少しずつ投与量を増やしていきます。
すると気持ち悪くならずに食欲がうまく抑制されて食べ過ぎ防止になって痩せていきます。

また、胃の中のものが残りやすい、という副作用もあります
そのため、朝食を食べていないにも関わらず胃カメラの検査をすると食事が残っていることがあります。
それは前の日の夕食が残っているからです。
薬を止めると食欲が戻ります。
食欲に任せて食事を食べれば体重は戻ります。
食欲が戻っても、せっかく痩せた体重を維持すべく食欲をコントロールすることが投薬終了後はとても大事です。

Q. 治療費はどれくらいかかりますか? add remove
A.

以下、保険診療の三割負担だった場合の額を示します。

医師の診察や栄養相談を受けると一か月に3000-4000円です。
肥満症治療薬の処方が開始されると診察費が4000-7000円程度かかります。

また診察費とは別に、薬代5000円-2万円前後(薬の内容による)になります。
さらに定期的な検査なども行いますのでそれに対する費用もかかります。

また診療所か病院かによって治療費が変わる場合があります。
薬物療法を用いず食事運動療法がうまく実践できれば、そのほうがずっと安く済みます。

しかし、どうしても痩せられない状態で健康障害を放置すると大きな病気をして桁違いの医療費がかかりますし、何よりも健康が損なわれ、ときには命を落とすこともあります。
治療の必要性とかかる治療費について主治医に率直に聞いてみてください。

Q. 主治医に肥満症の相談する際には、なんといえばいいですか? add remove
A.

「健康のために痩せたい」でよいと思います。

なぜ痩せる必要があるのか、肥満症だと健康上何が問題なのか、痩せるだけではなくどういう病気を優先して治療したほうがいいのか、などを主治医に判断してもらいましょう。

肥満症の薬物療法を受けたい場合には、自分がその治療対象かどうか、もし治療対象だった場合には主治医に処方してもらえるのか、主治医から処方してもらえない場合どの医療機関に行ったら肥満症の治療薬を処方してもらえるのか、教えてもらいましょう。
医学的に痩せる必要がなかった場合にも、なぜ痩せる必要がないのか、痩せすぎの弊害なども含め話が聞けるかもしれません。

日本肥満学会のホームページに公開されている認定肥満症専門病院を受診するのもよいと思います。

受診先と治療までの流れ

対面診療の場合

こんな方におススメ

  • check医師と直接会ってじっくり相談したい
  • check精密検査(血液検査・体組成など)を受けたい
  • check栄養や運動の具体的なアドバイスをもらいたい

オンライン診療の場合

こんな方におススメ

  • check仕事等で通院の時間を確保しにくい
  • check近隣に肥満症を専門とする医療機関がない
  • check自宅でプライバシーを確保して受診したい
肥満症に関する医師監修記事
肥満症セルフチェック
肥満症治療者に聞いた体験談
専門医への質問9選

紹介する方法をお選びください

ボタンを押すと以下の説明がコピーされます。
そのまま手軽に送ることができます。

ネットで医師に相談できる「アスクドクターズ」
医師が答える250万件以上のQ&Aも見放題

▼会員限定Q&Aを無料で見るにはこちら

https://xxx(招待用URLが入ります)