抗ウイルス薬(インフルエンザ)と獲得免疫
person40代/女性 -
インフルエンザA型に罹患し、抗ウイルス薬(タミフル)を服用することについて質問です。
抗ウイルス薬(タミフル)を服用した場合と、服用しなかった場合で、獲得免疫に差は出ますか?
飲まない方が翌シーズンの罹患率が低くなったという記事を読んだため質問です。
翌年子供が受験のため、タミフルを飲まない方が翌シーズンの罹患率が下がるのであれば、寝て直そうかと思っています。。
(ご参考)
抗インフルエンザ薬はウイルスの増殖を抑制することにより症状を改善する。しかし、ウイルス増殖抑制により、体内で産生されるウイルス抗原量が減少するため、獲得免疫の発動も抑制される。徳島大学疾患酵素学研究センター共同利用・共同研究「酵素学研究拠点」の木戸博氏らは、抗インフルエンザ薬は獲得免疫系を抑制して抗体メモリーを低下させ、翌シーズンの再感染率を高めるが、immuno-modulation作用を持つマクロライド薬を併用投与することにより、再感染率上昇を有意に抑制できるという研究成果を得ている。2008/09年シーズンにA型インフルエンザに罹患した患者の2009/10年シーズンにおける再感染率を、2008/09年シーズンの治療法別に調べた。すると、再感染率は無治療であった群の9%に比べ、タミフル単独投与群では37%、リレンザ単独投与群でも45%と有意に高かったが、タミフル+CAM併用投与群では18%、リレンザ+CAM併用投与でも22%と、いずれも有意な低下が認められた。
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