Q

音波歯ブラシについて

最近、電動とか、マイナスイオンとかいろいろな歯ブラシが紹介されていますが、中でも、音波歯ブラシが気になっています。
本当にプラーク除去の効果があるのでしょうか?
また、「音波」と「超音波」との違いってどの程度なのでしょうか。

質問者:はは さん

血管心臓医 先生
循環器内科

血管心臓医 先生

私は歯科医ではありませんので、知る限りを参考までに。

電動歯ブラシには、振動するだけのもの、音波ブラシ、超音波ブラシがあります。
振動するものは、手で磨くことの代わり、が基本です。ですからブラシが当たったところのプラークをこそげ取る、つまり歯の間までは洗いにくいので、虫歯や口臭の原因になる歯間の歯垢はブラッシングだけでなくフロス(糸を歯の間に通してこすりとる)が必要です。フロスをされると、どんなに丁寧にブラッシングをしたあとでも、汚いくさい歯垢がとれてくることがわかるでしょう。フロスもできる機種もあります。
超音波ブラシは(例えばナショナル)、眼鏡屋さんで眼鏡の洗浄をしてくれるときのものと同じ原理です。超音波が直進するだけでなく角を曲がって進むこと、そのエネルギーを利用して洗浄するわけです。従来の振動するだけのブラシから超音波ブラシに代わったのは、歯間の歯垢を除去する働きが強くなったためです。でもなかなかこびりついた歯垢がとれるまでには至りません。
音波ブラシは、フィリップスが採用して流行したのですが、超音波は歯垢をこそげ取ることが目的であるのに対し、細菌を破壊する周波数とエネルギーの音波を使用することで、虫歯の原因になる菌を殺菌することも目的としています。だから「歯医者さんが正式に採用しているのはフィリップスだけ」という宣伝になるわけです。ブラシも歯をそれでこするわけではないので毛が曲がってくることはなく、交換が半年に一回程度(リニア素子ごとなので多少高額)です。普通の歯ブラシのように頻回に新しくする手間は不要だしコストはほぼ同じです。

結論です。丁寧なブラッシングとフロス、これを毎日キチンとする、これが基本です。
歯ブラシをきつくしすぎる癖がある、楽をするなら、振動タイプでフロスもできるものかフロスは手で自分でする。これが一つの案です(私はいろんなタイプを持っていますが普段はこの組み合わせ)。
超音波タイプでだいたいは綺麗になるのでこれで済ます(ただどうしても口臭の原因となる割と大きな歯垢はとれにくい、かといってフロスを改めてするなら高価な超音波タイプを利用する意味がない?)。
音波タイプ(多分一番高額)で虫歯予防をする(歯の表面についた歯垢が綺麗にとれずツルツルの歯の感じにはならないし、歯間のこびりついた歯垢はとれないから、虫歯予防に効果的かもしれないが、スッキリ感は今ひとつの印象です)。結局フロスをすることになるなら単に高い買い物かもしれません。
きちんと歯ブラシを毎日すれば、大部分の人は虫歯にはならない。フロスまで毎日すればまず虫歯にはならない。このことがすでに電動歯ブラシが不要であることを物語っているし、どれでもよい、が結論です。ただ、電動のものは便利で楽ですから一旦始めると手で磨くことに戻る気にはならなくなりますし、独特の感触があるから最後はこの好みで分かれるでしょう。

ははさん

親切な回答ありがとうございます。
結局のところ、毎日の「正しい」歯磨きが大切だということですね。
最近、産後一年たち少し余裕ができてきたのですが、歯茎の色などが気になり始め、何とか楽する手はないかと思った次第です。以前歯科検診で「妊娠・出産で歯が弱くなるというのはうそで、体調が悪かったり自分の時間が取れなかったりで、ちゃんと磨けないからですよ。」と言われていたのですが、そのとおりになってしまいました。
これからは心を入れ替えて、歯医者さんで教えてもらった磨き方を習慣づけるよう努力します。
また、次に受診する時には、いち内科医様のアドバイスのとおり、歯医者さんにも同じ質問をしてみようと思います。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

音波と超音波との違いについてですが、一般に音波とは、空気中の伝搬を意味し、超音波とは人間の可聴周波数以上の音域(20KHz以上)を言います。 尚、KHz(キロヘルツ)とは、周波数を意味し、20KHzは1秒間に2万回振動を繰り返している状態を言います。どんなに優れた感覚を持っている方も20KHz以上の周波数はまったく感じることができないとされています。一般の人は16KHz以上の周波数はほとんど感じることができません。つまり超音波は人間には感じることのできない周波数領域のことを意味します。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

歯科の先生にブラッシング方法を聞いて、磨き残しなく磨くことや、食後すぐはみがきする、という方法を守れば、どのような歯ブラシでもいいでしょう。どんな歯ブラシを使用しても、結局はどこをどういった強さでいかに磨き残し無く磨くか、が大切です。プラーク除去はやはり磨き残しのないブラッシングが一番でしょう。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

もし、ブラッシング指導などで歯科を受診することがあれば、歯科の先生にも音波歯ブラシの効果について聞いてみてください。そして、また何かいい話が聞けたら教えていただけると有難いです。

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