Q

インフルエンザの予防接種

毎年インフルエンザの予防接種を受けていますが、昨年と今年にインフルエンザにかかりました。
予防接種はあまり効果的ではないんでしょうか?

質問者:Y.Kinari さん

血管心臓医 先生
循環器内科

血管心臓医 先生

医者の言う「有効」と個々の患者さんの利益は一致しません。

例えば、100人の内4人がかかる病気があるとしましょう。薬Aをのむと2人に減ったなら、医者は「病気が半分に減らす良く効く薬だ」といいます。でも、100人の内、96人は薬を飲まなくても病気にならないのです。また2人は薬を飲んだのに病気になるのです。

インフルエンザの予防接種も同じです。予防接種を1年に2回も受けたのに、A型とB型に立て続けにかかった運の悪い人も珍しくありません。あなたのケースも先の不幸な2人に相当します。

インフルエンザのワクチンが日本でどれだけ予防効果があったかは、マスコミでもほんの隅っこにしか報道されません。事実が報道されると、間違った解釈?が広がって大変なことになるからです。私は医療従事者であるのにワクチンを打ちません。ただその根拠が曲解されては困るので、ここでその理由をお返事することは控えさせていただきます。

Y.Kinariさん

やはりワクチンには効き方に差があるようですね・・・・。
回答をありがとうございました。

hesuku internal medicine 先生
腎臓内科

hesuku internal medicine 先生

インフルエンザ予防接種は罹らないためというより、インフルエンザ脳炎のような重い合併症を防ぐ、症状を軽く済ませるためにすると考えたほうがよいと思います。インフルエンザには多くの種類があり、そのすべてに対応するワクチンを作ることは出来ないからです(流行しそうな数種類を予測して作るのですが...)。ただ、予測が的中すればインフルエンザの流行は抑制出来まるのですが...。したがって合併症を防ぐ、症状を軽く済ませる目的で予防接種をするのは意味があると思います。アメリカでは「インフルエンザに兵士・警察官が罹れば国防力の低下につながり、流行すればGNPまで低下する」との考えで、大統領を含めた公務員、交通機関関係者は一番初めに接種するそうです。

Y.Kinariさん

回答を読ませていただきまして、やはり予防接種を受ける気持ちになりました。

hero2005 先生
全科

hero2005 先生

インフルエンザの予防注射の効果とは、インフルエンザに全くかからないようにする防止効果ということではなくて、かかりにくくする。また、かかってもしていないよりは、症状が軽い。罹病期間が短くなる。つまり、治りが早いということです。

インフルエンザの症状はひどかったでしょうか?
もし、かかっても、治りが早いとか、症状がひどくならなかったのであれば、効果があっということになるのですが。。

効果判定というのは集団での予防効果の判定ですので、個々の人がどうかということでは、すこし、ずれを感じることもあるかもしれません。

hero2005 先生

医療関係者でも、インフルエンザの予防接種をするヒト、しないヒトがいます。しかし、集団でおこなわないと、その集団での予防効果は低下します。

従業員1000人を超える会社で、希望者のみのインフルエンザをしておりましたが、2年連続してその効果を検討してみました。

その結果は、
(1)注射した集団のほうが、インフルエンザになる割合は1/3以下であった。
(2)インフルエンザのために、仕事を休んだ期間は、注射したヒトでは1/2以下であった。
(3)自覚症状も、注射群が軽かった。

1000人程度の結果ですので、その後も検討は続けられていますが、この結果が発表された年は、注射希望者が異常に増加して、準備したワクチンが足りなくなりようなことになりました。無料でしていたため、経費の増加に対して経営者は、当初、渋い顔でしたが、インフルエンザによる休業が激減して喜ばれる結果となりました。

注射の効果判定は、結局のところ、このように集団においての数字で出されているため、一人ひとりについては、効果に納得できない疑問があるというのが現実のようです。もちろん、インフルエンザの予防は注射のみでなく、日ごろの生活態度・習慣にも関係していますので、総合的な判断が必要であるかもしれません。

Y.Kinariさん

1度目は自宅で8日ほど寝込みなおりましたが、2度目は10日間ほど入院しなくてはならないほどひどいものでした。

Y.Kinariさん

そのような結果があるとは知りませんでした。
とても勉強になるお話ですね。
インフルエンザを奥深さ?を再認識しました。

今また今年の予防接種をうけようかどうかを悩みはじめている最中です(^^;

hero2005 先生

インフルエンザのタイプは色々ありますが、タイプが違っても、しないよりはましとの報告もあります。

ただし、ワクチンの効果は個人差があることも事実です。私自身も、B型肝炎ウィルスの予防のための注射を20回以上受けていますが、抗体はできていません。

あとは、できる対策として何かをするか、あるいは、ごく稀な副作用を恐れて、その予防措置をしないかということになるでしょう。

Y.Kinariさん

皆さんはそのものズバリワンクチン接種をしたほうがいいとおもっているにかそうでないのか、またご自分はどうしていらっしゃるのかを聞かせてください。

hesuku internal medicine 先生

慢性の呼吸器疾患を持っている高齢者が感染すると肺炎になったり、慢性腎不全の方が感染すると透析になってしまったりするので、私はインフルエンザの流行防止目的も兼ねて接種を勧めています。
ちなみに、麻疹(はしか)でもそうですが、日本人は他の国の人に比べてワクチン接種を躊躇する傾向があるようです。そのせいか、日本は麻疹ワクチンの接種率が未だに95%を超えず、先進国で唯一の「はしか輸出国」と言われています。他の国に比べて医療費が安いためと思います。10割負担の場合、CTをとると日本では3万円程度ですが、アメリカでは30万円ですから!治療費も当然...です。
いろいろ書きましたが、疫学的見地からは接種すべきと考えます。

hero2005 先生

私はインスリン注射をしている糖尿病患者ですので、ハイリスク群になります。ですから、当然のごとく、注射しております。

高齢者など、インフルエンザに感染した場合には、重症化する可能性のある人たち(ハイリスク群)は、一般の健常者以上に、注射の必要性が高いし、有効であると思っております。

C.U.泌尿器科 先生

個人開業医で代理の医師が居ないので寝込む事が出来ません。
患者さんを毎日診療するのでインフルエンザの方も診察します。
ですから私自身は開業してからは毎年受けています。
患者さんには一応お薦めして接種のチャンスは作ります。
その上で御本人の自由意志に任せています。

Y.Kinariさん

慢性の呼吸器疾患を持っている高齢者は肺炎になりやすいとのことですが、30歳で子供のころより喘息がある場合はどうなのでしょうか?

Y.Kinariさん

ハイリスク群には高齢者&糖尿病患者以外にも何かありますか?

Y.Kinariさん

お仕事柄からいうと休みづらいし、感染する確立も高いですね。
いろいろな状況から、予防接種を受けるかどうかも判断材料になりますね。ありがとうございました。

hesuku internal medicine 先生

インフルエンザに罹って喘息発作を起こすことはありますが、肺炎にまで進展することは年齢から考えても確率は低いと思います。重度の結核の既往がある方や間質性肺炎を治療中の方はハイリスクなので肺炎から呼吸不全そして入院ということはあります。

hero2005 先生

なんらなの慢性疾患のあるヒトが挙げられるでしょう。

それと、ハイリスク群に接する可能性の高いかたも、感染源になりやすいという意味では、ハイリスク群といえます。

つまり、病人と接する機会の多いヒトです。インフルエンザの患者様を診療する医師や看護師もそうでしょう。医療関係者が感染して、本人の自覚が低いと無理して出勤します。感染性の病気なのに無理して出勤することは美談ではなく、未必の故意による傷害につながる行為です。受診した別の疾患の患者様に移してしまいます。医療関係者は感染源にならないためにも、予防接種しておくことがモラルとも思います。もちろん、異論のある方はおられるでしょうが、医療関係者は一般の方と異なり、病人を遠ざけることはできません。

幼児やご老人に接する機会の多いかたもそうでしょう。

Y.Kinariさん

肺炎までの心配がないということで安心しました。
たくさん回答していただきましてありがとうございます。

Y.Kinariさん

多様な可能性があるんですね。
とても参考になりました。

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