陽子線治療の適応条件についてお聞きしたいことがございます。
患者は母親(82歳)、ステージ4、胸水あり、全身状態PS3、分子標的薬耐性後(タグリッソ、イレッサ)に緩和ケアを進められている肺癌患者において陽子線治療は適応となりますでしょうか。
再発原発巣のみを陽子線で叩いて、その後イレッサを再投与して改善効果がないかと考えております。患者ブログで、イレッサ耐性後に緩和ケアをすすめられて、セカンドオピニオンで陽子線治療を行い、イレッサを再投与を行ったことで、効果があったという内容のものを見たことがあります。その様な、患者・家族の希望に沿った治療は行ってもらえるということはあるのでしょうか。学会ガイドラインに沿った治療だとステージ4や胸水ありは、陽子線治療は適応外となると認識しています。こちらのセカンドオピニオンを受けようかと考えておりますが、その前に感触を得たいと思っております。
また、遺伝子(パネル検査、コンパニオン診断)についてですが、患者・家族の希望で行って頂くことは可能でしょうか。耐性の原因がT790M,C797S以外のEGFRファミリの場合はジオトリフ、MET増幅の場合はアミバンタマブ単剤(保険適用外)を使用できないかと考えております。現在受診している病院では、保険適用外の治療や検査はできないので、現在どのような耐性により憎悪しているのかが全く分かっていない状態で、全身状態から使用できないと言われています。
ガイドラインでは適応外でも、陽子線治療を行ってもらえる病院はないでしょうか。