親として できることは?
23歳になる息子がうつの診断を受け、パキシル10mgを飲み始めて1ヵ月余りになります。4回目の受診で、状態がそれほど改善しなかったため、『薬の効果を見るのに、頭打ちの状態だ。薬は最低量から始めたので、倍の40mgに増やしましょう』といわれました。3週間自宅で休養した後、相談も無く勝手に帰ってしまい心配しましたが、1週間後の4回目の受診日には帰って来てくれました。その時に主治医から言われたことです。1週間一人で生活していた時の様子を聞くと、食糧は送ってやったのですが、まだ食事の準備をしたりするのは、きつかったようです。ショックだったのは、こちらに帰省する日の朝1回入浴しただけとのことです。就寝するのは夜中の2〜3時、起床は午後2〜3時と昼夜逆転です。ただボーとしているだけと言います。心の中では、大学のことが気になり、一人で生活する自信はなくても、薬も飲んでいるし、帰って自室にいるだけで少しは気が楽だと思っているんでしょうと尋ねると、笑っています。しかし、下痢をしたりと、体がストレスに反応しているようです。今回も3泊して帰りましたが、1週間後の受診日には又帰省するつもりではいるようです。自宅にいて家族と話したり、食事をしたりしている時は、随分快方に向かいつつあるのかなと思っていましたが、本人は最初より良いが、あまり実感が無いと言います。ゆるやかに良い方向へ向かっているし、必ず良くなるから焦らないようにと言い聞かせています。今回は飼っているプレーりードッグを置いて来ていたので、早く戻るつもりで帰省しています。次回はペットを連れてきて、又しばらく自宅にいた方が食事の心配をしなくていいし、家族も安心だと伝えました。『うん』と返事はしましたが。行ったり来たりしていますが、このような生活が本人の回復に影響を及ぼさないか心配です。子どもではないし、心配でも、あくまでも本人の気持ちを優先してあげるべきなのでしょうか。自宅にたどり着くまでに3時間かかりますが、電車で帰れたし、買い物もして帰っているようです。髪も伸びたので、切りに行こうかとか、歯が痛み出したので、歯医者さんに行かなければと言っていましたので、行動しようという気持ちが出てきているようです。行きつ戻りつで徐々に良い方向へ向かっていると信じたいです。今親としてやるべき事は、待つ事だけでしょうか。
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