Q

肘骨折(>_<)

ウチの息子(小1)が左上腕骨顆上骨折でピンニング治療を受けました。体操やスイミングが大好きな子供なんで神経障害等の後遺症が出ないか大変心配してます。ギプスを取り外した後、家庭にて注意すべきことがありましたらご教示願います。

質問者:naga さん

膿外科 先生
整形外科

膿外科 先生

注意点は主治医がもっともよくわかっていると思います。ピンニングの際の尺骨神経とワイヤーとの位置関係、骨折の整復の具合、整復後の安定性などによって注意点は変わってきます。ギプスをはずして、すっかり自由に動かさせる場合もあれば、骨癒合を見ながら少しずつ動かさせることもあります。

成長期ですから軟骨損傷の度合いによっては肘の変形が将来起こり得ますが、現時点では起こるか起こらないかの予想はできないでしょう。現在起こっていない神経障害が近い将来に起こる可能性は極めて低いものです。

コンパートメント症候群(フォルクマン拘縮)は受傷後あるいは術後1日以内に起こることがほとんどです。

nagaさん

息子は金曜日オペを受け、土曜日に退院させられました。普通はオペ後4〜5日は入院し経過を診るらしいとのですが。大丈夫?とは思いつつも、仕方なしに受け入れましたけど。今のところ経過は良いみたいですが・・・。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

ギブスをとったあとは、とくに注意することはないでしょう。うまくリハビリできれば通常、神経障害などは残らないはずです。神経障害などがでるかどうかは、はじめの骨折時の状態である程度わかります。神経を傷害するのは受傷したときが多いからです。逆にギブスをはずして神経障害が出る場合はギブスの巻きすぎなどによるものもまれにあり、コンパートメント症候群といいます。こういったことには注意が必要でしょう。

膿外科 先生

コンパートメント症候群がギプスをはずしたあとにくることは普通ではありません。コンパートメント症候群は外傷により筋肉内圧が著しく高くなるあるいは高くなりつつあるときにギプスなどで押さえつけることによって起こることのほうが一般的です。ギプスをはずして神経障害が出るのではなく、ギプスをはずして神経障害が見つかるというのが本当ではないでしょうか。

いち内科医 先生

コンパートメント症候群は、損傷を受けた筋肉に過度の腫れが生じ、腕や脚に重大な障害を与えるおそれのある状態です。腕や脚の骨折や挫滅(ざめつ:圧迫などによる組織の損傷)が原因で発生します。筋肉は周囲を線維組織で覆われていて、1つの閉じた区画(コンパートメント)になっています。損傷を受けた筋肉の腫れが進み、閉じた区画内の腫れがひどくなったり、さらにギプスによる固定などが加わると、筋肉組織の内部の圧力が上昇します。内圧が上昇すると、筋肉に酸素を供給する血流が減少します。酸素の欠乏状態が長時間続くと筋肉の損傷がさらに進み、腫れが増大することで、組織にかかる内圧もさらに上昇します。こうした悪循環により、わずか数時間で筋肉や周囲の軟部組織に不可逆的な損傷や壊死(えし)が起こることがあります。

骨折後に、固定した腕や脚に痛みがあって次第に強くなっていく、固定した腕や脚の指をそっと動かしただけで痛む、腕や脚がしびれるといった症状があれば、コンパートメント症候群が疑われます。筋肉の内圧の測定結果に基づき、コンパートメント症候群の診断を確定します。

ギプス装着後(特に最初の24〜48時間)は患部をできるだけ心臓より高く保ち、腫れを防ぐようにします。定期的に指の曲げ伸ばしやつま先を小刻みに動かす運動を行うと、手足からの血流が改善され、腫れを防ぐのに効果的です。疼痛、圧迫感、しびれが持続するか徐々に悪化する場合は、ただちに医師に連絡します。このような場合は褥瘡(床ずれ)やコンパートメント症候群を起こしかけている可能性があります。

コンパートメント症候群の初期治療では、まずそえ木やギプスなど腕や脚を固定しているものをただちに外す、またはゆるめることから始めます。筋肉のコンパートメントの内圧が上がり続ける場合には緊急手術(筋膜切開術)を行い、圧迫された組織を解放します。この手術を行わないと、酸素不足から筋肉や神経が壊死する可能性があり、腕や脚の切断に至ることもあります。

膿外科先生が誤解されているようですが、ダメージが強い部分への不適切なギブス処置でギブス障害としてのコンパートメントをきたした症例は少なくありません。ギブスをはずして神経障害が出るという言い方も見つかるという言い方も内容は変わらず、表現の違いでしょう。要はどういったことに注意したらいいかの概要がわかればいいわけで、知識の押し売り、表現のあげあしとりは意味のないものだと思いますが。このテーマについては以上とします。

膿外科 先生

ギプスをはずしたあとの不安を感じている方に対する説明ですよね。

いち内科医先生の回答の前半は素晴らしいです。整形外科医としても感服します。しかし、「逆にギプスをはずして...」はギプスをはずしたあとに何か神経障害が起こるようにとられかねない表現です。このような表現では通常医師の説明を聞きなれていない方々に誤解されかねないと思いレスをつけました。

先生がご自分の知識を披瀝されるのは一向に構わないのですが、表現には十分気を使ってください。医師相手の説明ではありませんので。

また、「知識の押し売り、表現のあげあしとりは意味のないものだと思います」この言葉はそのまま先生にお返ししておきます。言葉はとても大切なものです。そのことは先生も診療の中でよくご存知のことと思います。あげあしかどうかは別として、ご自分の言葉がうまく伝わらなかったことを相手のせいにすべきではないですね。特に整形外科医としてはここで患者さんやご家族の方に誤解されてはとっても困ってしまいますので。

「このテーマについては以上とします。」とのことですが、わたしは、議論を自分から逃げませんので反論していただいて結構です。

nagaさん

両先生とも、当方の主治医と比べ(比べるのも失礼か・・・)知識・経験ともにはるかに素晴らしく明確な回答に感服するとともに大変感謝しております。ただ、当事者である私をほったらかして議論するのはやめてください。

nagaさん

両先生とも、当方の主治医と比べ(比べるのも失礼か・・・)知識・経験ともにはるかに素晴らしく明確な回答に感服するとともに大変感謝しております。ただ、当事者である私 をほったらかして議論するのはやめてください。

nagaさん

家内が治癒後の運動機能低下について、非常に気にしておりまして。先生方の丁寧なご回答を見せ、安心させました。後は内・外肘にならない事を祈るばかりです。

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