Q

脂肪肝

いつもお世話になりありがとうございます。

糖尿病の人は脂肪肝になりやすいですが・・・

やはり改善するにはA1Cや血糖値を下げるしかないですか?
数値が良くなれば脂肪肝も消えていくでしょうか?

教育入院をした時に血液検査では出ませんが超音波で軽い脂肪肝と指摘されました。
今はインスリン療法になりましてA1Cも6.0パーセントになってます。

糖尿病の人の脂肪肝について、また改善方法を詳しく教えて下さい!
ご指導をお願い致します。

質問者:ぽちゃ さん

秋山 森之進 先生
一般内科

秋山 森之進 先生

HbA1cや血糖値を下げても脂肪肝が減るとは限りません。糖の処理回路と脂肪の処理回路は別だからです(共通部分もありますが)。例えば,多めにカロリーを摂っていて,そのためインスリンが必要になっているなら,インスリンのおかげで血糖やHbA1cは改善しますが脂肪肝は悪化します。インスリンや血糖降下剤は,糖の処理を助けてくれますが,脂質の処理は助けてくれません。
今現在,脂肪肝を減らす薬は実用化されていません。ネズミの実験では予想以上に優秀な物が出てきていますが,ヒトへの応用はまだ先です。結局,自分自身の努力でがんばるしかありません。
有酸素運動をして…と教科書には書いてありますが,実際にはこれは失敗します。運動をして脂肪を減らしても,様々な事情で運動をしなくなると,たちまち元に戻るのです。運動をしっかり続けられる人は1・2割くらいではないでしょうか。
正解は,徹底した食事療法+おまけの運動(有酸素),です。まず食事のカロリー全体(脂質に限らない=例外はない)を減らし,減量します。カロリーを減らし過ぎたら体が持たない…とボヤく人もいますが,本当に体が持たなかったら理想体重以下にやせます。ボヤく人は,持たないのは体ではなく,根性と胃袋のようです。ただしカロリーを減らすだけだと,筋肉まで落ちますので,それを防ぐために運動します。運動で刺激されて筋肉は落ちる事ができないので,その分更に脂肪が落ちます。
質問者はインスリンをお使いでHbA1cも6.0%とのことですので,すると糖代謝はとても良好です。これは,食べた物が細胞の中でエネルギーに変わる所までは絶好調と言う意味です。エネルギー自体はそのままでは保存できませんので,使い切るか(=必死に運動を毎日続ける),作られる量を減らすか(=カロリーを抑える),どちらもできずに蓄積にエネルギーが回るか(=糖質として保存できるのは少量なので,脂質として蓄積する),どれかを選ばなくてはなりません。
徹底した食事療法=いつもおなかが減るのが当たり前,という状態に耐えられるかどうかが勝敗を分けるでしょう。

新谷哲司 先生
糖尿病科

新谷哲司 先生

確かに、血糖コントロールが悪いと脂肪肝になりやすいとされています。しかし、脂肪肝が増悪する因子としては血糖のみならず、インスリンも挙げられます。血糖やインスリンが高くなることにより、肝臓の中のSREBP(ステロール調節配列結合淡白)という転写因子が誘導されて、中性脂肪を合成する酵素が増加し肝臓の中に脂肪がたまりやすくなるようです。(昨年Journal of Clinical Investigationという権威のある雑誌に総説が掲載されています。)
インスリンや、血糖が高くなる原因としては内臓脂肪の蓄積が重要とされていますので、まずは、内臓脂肪を減らす努力が必要になります。
この内臓脂肪の量はウエストで検討をつけることができます。先ほどの内科学会で発表されましたが、男性でしたら85cm、女性でしたら90cmが一つの目安になりますので、まず、この値を目標にしてはいかがでしょうか。
しかし、これを実現する方法としては、結局は食事療法、運動療法になっていきます。ご期待に沿える回答になってはいないかもしれませんね。
あと、内臓脂肪以外にも、フルーツなどに含まれる果糖やアルコールの摂りすぎも脂肪肝の原因になるので注意してください。

ぽちゃさん

地道にコツコツと食事、運動をやって行こうと思います。

現在、身長152センチで体重49キロでBMIが21.2 体脂肪が計る時によりますが・・26〜29パーセントを行ったり来たりです。
ウエストは恥ずかしいですが・・・68センチ。
こんな感じの私です。

気持ちを引き締めてがんばります!
エコーはだいたい、どのくらいの間隔で検査をしたら良いのでしょうか?

大阪 認定内科医 先生

腹部エコーは肝障害がなければ半年から1年に一回程度で良いですよ。肝障害が出てくると3ヶ月に1回は必要になります。

ぽちゃさん

お返事、ありがとうございました!
年一回の、基本検診の時にでもついでにお願いしようと思います。

とにかくからだに脂肪を溜め込まないように頑張ります!

hero2005 先生
全科

hero2005 先生

脂肪肝と聞くと、脂肪を控えればと誤解する方もいらっしゃいますが、食事量が過剰となれば、脂肪として身体に蓄えられますのでやはり、脂肪肝は進行します。糖尿病では、過剰な脂肪摂取は、動脈硬化の進行の危険があること、また脂肪はカロリーが高いこともあってとりすぎないことが大事なことはいうまでもありません。
また、急激なダイエットで飢餓状態を作り出すと、逆に脂肪肝になりやすい体内環境をつくります。極端に急激な減量もいけません。
食事量を適正にして、適度な運動(有酸素運動としてのウォーキングなど)により、脂肪肝の進行のみならず、改善も可能です。
特殊な代謝異常や酵素異常などがあれば、特別な治療が必要なこともありますので、血液検査などの結果をふまえて、おかかりの先生の指導をお受けください。

わかりやすく説明する医師 先生
一般内科

わかりやすく説明する医師 先生

血糖値とHbA1Cをよくするには、食事のカロリーを多く取ってもインスリンを多量(高インスリンは体には害です)に使えばよくなります。しかし体重は増加し脂肪肝となります。糖尿病の人はHbA1Cがよくても脂肪肝の人は多いです。しかし理想体重の人では少なくなります。糖尿病の治療も脂肪肝の治療も同じで理想体重にして適正な摂取カロリー、適正なインスリン量で、運動療法です。又アルコールは脂肪肝を増加させます。

大阪 認定内科医 先生
消化器科

大阪 認定内科医 先生

最近、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)という脂肪肝の概念が注目されています。これは脂肪肝でも肝炎や肝硬変果ては肝癌になるもので肝機能異常を伴う脂肪肝は注意が必要とされています。治療に関しては今のところ通常の脂肪肝と同じカロリーコントロールとなるのですが定期的な検査が必要となります。

いち内科医 先生
消化器内科

いち内科医 先生

糖尿病の治療とあわせて肥満やアルコール、高カロリーなどの原因をとりのぞけば、正常に戻ります。一般に、肝硬変などへの進展は少ないとされています。

今すぐ医師に
質問することができます!

Q回答している人は誰ですか?
5,800人以上の各診療科の現役医師です。アスクドクターズは、健康の悩みに現役医師がリアルタイムに回答するサービス。20万人以上の医師が登録する国内最大級の医師向けサイト「m3.com」を運営するエムスリー(東証一部上場)が運営しています。
Q登録後すぐに質問できますか?
質問の閲覧と相談は登録後すぐにご利用可能です。

このQ&Aの登録カテゴリ

注目の検索ワード

無料で見られるQ&A

同類のキーワード

今すぐ医師に
質問できます

Q回答している人は誰ですか?
5,800人以上の各診療科の現役医師です。アスクドクターズは、健康の悩みに現役医師がリアルタイムに回答するサービス。20万人以上の医師が登録する国内最大級の医師向けサイト「m3.com」を運営するエムスリー(東証一部上場)が運営しています。
Q登録後すぐに質問できますか?
質問の閲覧と相談は登録後すぐにご利用可能です。