盲腸癌術後54日、排便排尿時麻痺感とガス

person70代以上/女性 -

以下の主訴につき、ご所見をうかがえれば。
よろしくお願いします。

【主訴】
1.便意があると、自分で意識して気張らなくても、便座に座ると自然に出てしまう。排尿時も同じで「おしり」がかるく麻痺しているような感じ。(失禁には至っていない)
2.術前にくらべ、ガスが日々頻繁に出る。膨満感や臭気はなく、しぶり腹でもない。
3.他にポリープ(切除されたかは不明)が1個指摘されていたこともあり、本人は「重複癌か、盲腸癌が腸のほかの部位に移っているのでは?」との不安あり。

なお退院後初の外来で主治医は「術前と術後で、腫瘍マーカーが横ばい」「やや高めで気になる(数値は教えてくれず)」「抗がん剤はやりません」と発言。

【経過】
72歳女性。昨年末、発熱と断続する右下腹部痛を主訴とする盲腸癌(術前所見Stage3)で待機後正中切開による回盲部及びリンパ節D3切除、癒着により腹壁合併切除、外腸骨動脈修復術施行。

術中所見では、回盲部が腹壁や腸骨動脈に強く癒着し、リンパ節も多数種大と説明されたが、病理診断はT3N0M0 pStage2で、抗がん剤未適応で経過観察中。

大建中湯、ガスターD服用を継続し、術後54日経過。

食事は規則ただしく、蒸野菜(にんじん、大根、じゃがいも、長芋、ほうれん草等)、軟らか目の米、魚、納豆、乳製品を摂取。便通はほぼ毎日1から2回。排尿約8回。便は小さめのバナナ状。

なお、退院から15日まで、日中何度も便意を感じるが出ないという便秘(3日)が断続、後に軟便など、不安定だった。

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