Q

なぜ重症妊娠悪阻になるのか

去年妊娠した際、重症の悪阻で何ヶ月か入院しました。
(5週目からずっと点滴24時間、殆ど食べ物はなし。)
その時、吐気と嘔吐、熱など色々な悪阻の症状で寝れない日が続いたり、10分おきに胃液を吐く状態で精神的・肉体的にもツライ日が続き結局、精神に異常をきたす程になってしまい、21週で赤ちゃんを諦めることとなりました。
その時既に赤ちゃんは、21週の赤ちゃんの大きさではなく、栄養が足りなかったからか小さめでした。

今回、また妊娠することができましたが、
また初めから辛い悪阻が始まってしまい、激しい嘔吐や
食道の激しい痛み、呼吸困難、のどの痛みが首全体に広がり、触っただけでも痛みを感じる状態で、
前回の様に、気がおかしくなりそうだったので、
その前に赤ちゃんを諦める結果となりました。

なぜこんなに妊娠に対して体が拒否しているかのような状態になってしまうのでしょうか。
つわりは、殆どの人が経験されることはわかっていますし、重症悪阻の方でも頑張って出産までされています。

なぜ私は、こんなに弱いのでしょうか。
性格など気持ちの問題と看護婦さんに去年言われた事がありましたが、悩みもなく問題になることが見当たらないので、無理やり理由を作ったりしました。
急激なホルモンの変化に体が他の人以上に、反応してしまうなんてありますか?
つわりは、病気ではないしいつか無くなる事もわかっていますが。

本当に残念でなりません。
色々なケースがあると思いますが、こういう傾向の人がなりやすいとか、良いアドバイス、こうやって乗り越えた人が居る。。など
何でも構いません。教えてください。

質問者:どりー さん

hero2005 先生
全科

hero2005 先生

妊娠21週であきらめられたとのこと辛いこととお察しいたします。悪阻は、その人でないとわからないことですね。対策として担当医の方もご苦心されたと思います。

重症妊娠悪阻については

�栄養補給
通常の点滴、あるいは高カロリーの中心静脈栄養、とくに、ビタミンB群の不足がおこりやすいので要注意、妊娠糖尿病対策としてのインスリンの使用の要否の判定。中心静栄養をおこなうとむしろ大きくなりすぎないように注することのほうが重要になります。亜鉛などの微量元素を含めた総合的な知識をもつスタッフによる栄養管理ならびに、感染予防対策が必要です。

�口内炎や消化管対策
逆流性食道炎対策としての粘膜保護剤の使用、抗潰瘍剤の使用。口内炎対策としては抗がん剤使用時の予防策に準じておこなう。いわゆるオーラルケアに努める。多くのオーラルケア用品や薬剤(胎児に安全な)があります。

�嘔吐・嘔気に対して
適切な制吐剤や向精神薬の使用。

�経口摂取の可能性の模索
口からの食べ物がはいらないと、嘔気は強くなります。臭いのない、温度の低めの、消化の良い、その人の食嗜にあった食物の選択、管理栄養士の腕の見せ所です。

�妊娠中の不安に対する対策
心療内科や心理療法士カウンセリング、入院中の患者様では二日にいちど、気持ちが混乱されているときには連日、心理療法士にカウンセリングをお願いしていました。制吐剤などは妊娠中選択が限られるため、むしろ、クスリ以上の効果がカウンセリングにはありました。

重症の妊娠悪阻は、産科医、栄養学に詳しい医師、薬剤部、心理療法士、管理栄養士、そして、病棟看護師、助産師とすべての職種がチームを編成し、それぞれが独自に対策をたててそれを持ち寄り、緊密なカンファレンスをおこないという集学的なチーム医療に徹することが成功につながります。もちろん、ご家族の暖かい思いやりや励ましも重要です。癌と同等、あるいは、それ以上のすべての職種によるチームでの対策が重要です。無理解な言動が患者様の治療を阻害します。

このような、対策をおこない、妊娠初期から中心静脈栄養を分娩時までおこなったきた症例、途中から点滴も不要になったこともあります。ご本人にがんばれといっても、辛いときには先がみえなくなります。ご本人ががんばれるためには、何をすればいいのか、何をお示しすればいいのかを考えるのも医療者の仕事です。たしかに、私の経験したチームであっても、ご相談者のケースでうまくいったかどうかはわかりません。ただ、このような取り組み方をしているところもあることを知っていただきたいと思います。根性だけでは重症妊娠悪阻は乗り切れません。あなたが弱いのではないと思います。

どりーさん

口内炎や消化管対策 。妊娠中の不安に対する対策 などこのような所までケアしてくださる病院があるのですね。
私が今回入院していた病院も色々手を尽くしてくださったと思いますが、 hero2005さんのお話を聞いて
このようなチーム医療があるのかと驚いております。

>?嘔吐・嘔気に対して
適切な制吐剤や向精神薬の使用。

こちらに関してですが、吐気止めと言われているお薬を
使ってくださる病院は少ないように思いますが、
中期くらいまで我慢すれば、こちらからお願いしても
構わないのでしょうか。
病院の方針で、決められていたら駄目かもしれませんが。。

入院する前に、色々調べても病院のチーム医療の形は
見えません。病院の選び方も難しいですね。

1つお聞きしたいのですが、
外国で使われている薬等は、
日本で使うことはできないのでしょうか?
例えば、
フェネルガン(Phenergan)塩酸プロメタジン
プロクロルペラジン(コンパジン)
メトクロプラミドMetoclopramide(Reglan)
ベンデクティン(Diclectin)

など。。
もちろん脱水に陥らないためにも普通の点滴は必要ですが、こちらの薬は、どうなんでしょうか。
もちろん、これから又妊娠して悪阻の為入院した場合は
その病院の医師に相談しますが、
色々な方の意見を聞きたいので
お願します。

hero2005 先生

お示しになったクスリのいくつかは日本にもありますし、使用できます。また、それ以外にも、使用できる薬はあります。

問題は、自然発生する先天奇形が100人に一人か二人、命にかかわるようなものが、1000人に三人くらいあるため、クスリを使ったときに、この自然発生なのか、クスリのせいなのか区別がつかないことになります。そのため、多くの医師は、その使用をためらいます。中絶を選択するほどの深刻な状態であるならば、クスリの使用をと、私は考えますが、担当医や患者様によっては異なる判断がなされることもあります。

つわりを超えた「重症妊娠悪阻」を病気として取り組むか、根性無しの甘えた状態としてとらえるか、医療関係者やご家族の対応も判断の重要な因子になります。妊娠なさる前に、産科を見てください。技術や人柄は差し迫ったときには判断しにくいものです。

どりーさん

どうもありがとうございました。
参考にさせて頂きます。

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