ドクターS先生、PETの結果です。

person70代以上/女性 -

CA19-9のみ漸増にともなうPET-CT結果です。いかがでしょう?

【所見】
貴院CTを参照。
右中葉縦隔側の浸潤影にFDG集積を認める。SUVmaxは6.8→7.2。貴院CTを参照するとbaseに気管支拡張症があり、一致する部位に今回より目立たないものの浸潤影、網状影が認められていることから、どちらかというと転移よりは炎症性病変と考える。但し転移を完全には否定できないため、経過観察。

右上葉や左舌区の網状影、浸潤影にも軽度のFDG集積が見られ、こちらは炎症性変化を反映した所見と考える。

縦隔、肺門リンパ節にFDG集積亢進を認めるが炎症性反応性変化で説明可能と考える。経過観察。

左乳腺C/D領域に限局性のFDG集積が見られる。CTで一致する部位に明らかな病的所見を指摘できないが、US等で評価願う。

回盲部にFDG集積亢進を認める。SUVmaxは2.0→3.2。集積程度はさほど高くないが、再発の可能性を否定できないため慎重に経過観察。

横行結腸に限局性のFDG集積が認められる。FDG集積は2.6→5.9。CTで一致する部位に明らかな病的所見を指摘できないが、病変の可能性があり内視鏡で確認願う。

その他の部位にFDGの異常集積は指摘できない。

【診断】
盲腸癌術後。回盲部に軽度のFDG集積を認める。経過観察。
横行結腸に限局性のFDG集積あり。内視鏡で確認。
左中葉にFDG集積を伴う浸潤影。炎症性病変>転移と考えるが、経過観察。

2010/11 2.6 39.5
(2010/12末手術)
2011/01 2.8 40.9
2011/03 3.1 52.6
2011/05 3.2 69.2
2011/07 2.0 107.1

腹部造影CT、胸部X線(各回)いずれも異常所見なし、術後胃カメラで萎縮性胃炎指摘、大腸カメラ(2011/07)異常所見なし。

癌の病理所見はtub2>tub1, pSS, int, INFa, ly0, v0, pPM0(200mm), pDM0(120mm) pN0, M0でStage2.無治療で経過観察中。

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