糖質制限食について
person20代/女性 -
21歳の娘が遺伝性の糖尿病ですが、一人暮らし、不規則な生活、多分に性格的要素で血糖値コントロールが難しい状況です。以前、江部康二医師(高雄病院理事)により書かれた「糖質をやめると糖尿病がどんどんよくなる」とかいう本を読みました。早速本人と供にかかりつけの医師に出向きその旨相談すると、「糖質制限」などしてはいけないと言下に言われました。著者が医師であっても、発言や出版の自由があるので間違った事でも発信できてしまうから、気をつけるようにと。ところが最近になって、またこの炭水化物を制限して血糖値コントロールをするという話があちこちの雑誌に載せられています。例えば、文芸春秋11月号では江部医師と対談者との話で以下のような事を言っています。
糖質制限の話をすると他の医者はいい顔をしない。炭水化物と言う大事な栄養素の一つを絶つこと自体疑問だし、カロリーを気にしなくなったら、脂肪のとりすぎで動脈硬化になるのでは、と。これは医者の勉強不足。その疑問を解く鍵がケトン体です。ケトン体は脂肪酸の分解産物であり肝臓で作られる。心筋・骨格筋・体細胞は脂肪とケトン体を主要なエネルギー源としている。ブドウ糖を利用しているのは脳など特殊なものだけだ。ブドウ糖こそ主エネルギー源だというのは二十年前の医学の常識であって、今や日常の活動ではケトン体と脂肪酸が人体の主エネルギー源ということがわかっている。
以上の論理で糖質制限食の正当性を話しています。
果たして、かかりつけの医師の言う事が正しいのか、江部医師のやり方で血糖値コントロールをしてみてもいいのか悩むところです。あまりにも多く取り上げられているので間違っているとは思いにくいという心境です。ご意見をお聞かせください。
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