若年性更年期障害

person30代/女性 -

更年期障害と若年性更年期障害についての違いについて教えていただきたいです。どちらも同じような症状なのでしょうか?

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更年期障害は、自然閉経する前後5年間、合計10年間に起こる発汗やイライラ、その他、いろんな症状を言います。日本人の90%は48から50歳までに閉経します。45歳より前に閉経すれば、早発閉経といいます。更年期障害は、卵巣から出るホルモンが減少することにより起こります。若年でおこれば、若年性更年期障害というより、卵巣機能が正常にはたらかない「卵巣機能不全」と呼ぶほうが正しく、更年期ではないので更年期障害という呼び方は適切ではありません。更年期障害は、すべての人が卵巣機能が自然に低下する時期の起こるものです。自然の状態で起こるのであるが、そのことが、体に変調を及ぼすのが更年期障害です。若年で起これば、本来、まだ正常に働くべき卵巣機能が正常でなくなるのですから、更年期障害と呼ばず、卵巣機能不全という病気からおこる体の不調といえます。

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相談者さん

hero2005 先生 へ

詳しいご説明ありがとうございました。では、卵巣機能不全になっても発汗やイライラなどの更年期と同じような症状が出てくるということなのでしょうか?

hero2005 先生

そうです。女性ホルモンがうまく作れなくなれば、更年期の女性と同じような症状が出ます。ただ、女性ホルモンを作れなくなっているかどうかは、下垂体からのFSHというホルモン量を血液で測れば推定できます。あるいは、ホルモン負荷試験(LH−RHテスト)などで診断できます。発汗やイライラは、更年期障害でなくても見られる症状で、病気を決定できる症状ではないので、不定愁訴と呼ばれる症状でもあります。

相談者さん

hero2005 先生 へ

わかりました。ありがとうございました。

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