腹腔鏡手術1年半経過後CT検査 『腸管吻合部の直上の脂肪織に濃度上昇』 についての見方
37歳 男
2011/3下旬に直腸癌(部位 RS)診断、
4月中旬に腹腔鏡にて低位前方切除手術を受けました。
2011/5/2に病理検査結果が出て、
・T3(SS)N1M0
・ステージIIIb 患部付近リンパ(N1)に2箇所転移
・中分化、深部に粘液癌
侵襲度高い
・リンパ侵襲 ly3
・静脈侵襲 v1
2011/5/30〜12/16まで補助化学療法としてFOLFOXを12回、
2012/1/16〜3/19までゼローダを4回使用していました。
CT検査(2011/8/2、2011/10/17、2012/1/6、2012/4/10、2012/10/5)、
PET検査(2011/9/5)、
腫瘍マーカー(CEA 2.0)とも、今のところ転移の兆候はありません。
2011/3のCT検査から一貫してだいたい下記のような所見です。
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<所見>
胸部〜骨盤部CT(単純+造影)
直腸癌術後。
局所に明らかな再発を疑う腫瘤は認めない。
腸管吻合部の直上の脂肪織に濃度上昇が見られるが前回と著変ない。
大動脈周囲〜右外腸骨領域に少リンパ節が複数みられ、
周囲脂肪織濃度上昇を伴うが、前回と概ね変化ない。
明らかな腹水なし。
(肝臓省略)
(肺省略)
<診断>
直腸癌術後。腹部大動脈周囲〜右外腸骨領域に少リンパ節が
複数見られますが前回と概ね変化ありません。
<所見>の
『腸管吻合部の直上の脂肪織に濃度上昇が見られるが前回と著変ない。』
について、
素人目には
脂肪濃度上昇⇒炎症⇒ひょっとして吻合部再発?
と考えてしまうのですが、
吻合部周辺の脂肪溜りについて
・再発を積極的に疑うような場合があるのか?
・術後の吻合部炎症跡として脂肪が溜まって、その後1年半たっても留まり続ける
というのは医学的に見てあることなのでしょうか?
について教えて下さい。
よろしくお願いします。
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