Q

1型糖尿病患者の将来

子供(大学院生)が1型糖尿病ですが、都内の大学病院に
診てもらっていますが、インスリンが一番と解っていますが、何年か先他の治療方が研究され飲み薬など、期待できるのでしょうか?

質問者:アリス さん

秋山 森之進 先生
一般内科

秋山 森之進 先生

インスリンは,注射ではなく吸入で実用化が進んでおり,日本でも数年で始まる可能性が高いです。

インスリンの経口剤は,実は今から10年以上前に理論的に完成されました。それが商品化されていないのは金銭的な問題です。今の技術でも,注射と比べて10倍以上の値段になってしまうそうです。ですから保険的にも自費でも成立しません。

1型の完全な治療には,自己免疫の制御と,インスリンを作る細胞の再生,の2つが必要です。それぞれ毎年驚くような早さで研究が進んでいますので,個人的には10年以内に決定的な方法が登場してもおかしくないと思います。

ですがそれまでは,特に現時点ではインスリン注射しかありません。すばらしい方法が使えるようになっても,合併症が進み切ってしまったら,もう治りません。その時が来るまで,合併症を進行させずにじっと我慢しましょう。

hero2005 先生
全科

hero2005 先生

医学は画期的にすすむ時と、今までに発見されたことの改良・改善の時期があります。インスリンの発見そして治療への応用は画期的なことでした。

インスリンの動物からの抽出・そして遺伝子組み換えによる合成、超速効・逆に持続など作用時間の調節。投与経路の工夫、器具の改良がなされてきています。

おそらく、膵のβ細胞移植はメインの治療にはならなくても、自己細胞の増殖(幹細胞)などの治療は進んでゆくのではないでしょうか。

そのような、治療法が開発・臨床応用になることを期待してそのときまで、合併症がおこらないように、いまできる「インスリン」療法をしっかりとやっておくことが大事なことと思っています。私自身そうおもいつつ、注射しておりますが、私よりお若いお子さんは、もっと新しい治療法にめぐり合える可能性が高いでしょう。

ryre 先生
一般内科

ryre 先生

今よりはるかに医学、医療が進歩して、経口インスリンはもちろん。人工膵臓や膵移植等が行われる可能性はあります(具体的にいつ?というのは難しいのですが)
また、前述の先生の回答にもあったように、1型糖尿病自体に対する治療法も進んでいくと思います。
しかし、現時点ではインスリン注射が一番の方法であり、大変でしょうが、うまく付き合ってみてください。

Traiten 先生
膠原病科

Traiten 先生

膵臓再生のことは、以前にも話題になったことがありますので、ご参考にしてみてください。ただ、おっしゃる通り、内服のインスリンができると本当に良いですよね。でも、きっと内服のインスリンが出来る前に人工膵臓や膵臓移植・膵臓再生の方が先に実現化すると思います。希望を持ってインスリン治療を続けてくださいね。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

現在はインスリンがメインとして使われていますが、将来的に膵臓を破壊する自己抗体に対する治療薬が開発される可能性もあります。その時期にまだ膵臓が温存されていればインスリンが不要になる、そういった将来もなくはないと思います。

アリスさん

いち早くの回答、有難うございました。
将来を期待して母親として出来る事を、子供に協力していきたいと思います。

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