なぜ胆道閉鎖症の便は「真っ白」と医師は思うの?

person乳幼児/女性 -

胆道閉鎖症の子の母親です。
こちらのQ&Aを見ていたところ、
「胆道閉鎖症の赤ちゃんの便は真っ白」と書き、
「本当に真っ白です」とばかり強調している医師がいました。

実際、私の子どもは、「真っ白」な便は一度も出したことがありません。私の周りの20名ほどの胆道閉鎖症の子を持つ母親も、「真っ白な便」を出したお子さんはいません。
『レモン色』や『薄い黄色』、『薄い緑色』という薄っすらとですが、色つきのうんちをしています。

すでに2012年4月から母子手帳にも便色カードが収載されてます。関連の論文や記事・報告も学会誌で掲載されてます。ここ数年の小児科・小児外科系論文などでは、「灰白色便」ではなく、徐々に「淡黄色便」という言い方が増えてきております。
それでもなお、「胆道閉鎖症は真っ白な便」としか認識しておらず、有料サイトのこちらでも、そのように言い切る医師がいるのはなぜでしょうか?

便色カードでは1〜3番が精査が必要です。4番についても、「要注意」です。これは患者家族からのフィードバックもあります。
「便色カード」は検査目的ではなく、親への注意喚起を促し、なるべく早く受診するように促すツールです。
現場の小児科医などにはご負担になっているのも重々承知しておりますが、どうか、『真っ白な便』という認識を改めていただきたいと思います。

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