人工呼吸器装着患者のCO2ナルコーシス症状と対策
person70代以上/女性 -
８７歳の女性です。肺炎で大学病院に入院後呼吸不全で気管切開して人工呼吸器装着。その後容態安定して長期療養病院へ６月20日に転院。
7月下旬呼吸状態増悪しレントゲン肺に陰、肺炎と胸水との医師の見立。 抗生物質メロペネムと利尿剤フロセミド2週間投与してCRP 9.9→4.5に。8月中旬呼吸状態改善。
呼吸器設定：FiO2 70% 強制換気回数15回 従量250ml PEEP 5 。
8月中旬からSpO2が常に100％維持。8/20頃迄1分間呼吸回数30回(自発15回 強制15回 分時換気量MVe 7程度)でしたが9月から強制15回(MVe 3.8)のみで痰が絡んだ時だけ自発呼吸5回加わる。(SpO2常に100％)
ヘモグロビン4.4迄低下した為9/5赤血球4単位を輸血。意識レベル向上。
ところが9/8頃から痰が絡んだ時自発呼吸加わらず強制15回(MVe 3.8)のみでSpO2は95まで低下。加えて目が全開にならずトロンとして元気が低下。9/9血ガス検査PaO2:92 PaCO2:66 PH:7.45 。主治医は「CO2ナルコーシス可能性あるが肺の状態が完全でなくFiO2は下げられない」と回答。更に9/12 CRP 14まで上昇して浮腫み増えた為 同日メロペネムとフロセミド投与開始。9/13頃から意識レベルどんどん低下。
9/13強制換気15回(MVe 3.8)のみでSpO2は常に100％
9/15強制15回(MVe 3.8)のみでSpO2平均97％。
9/16強制15回(MVe 3.8)のみでSpO2平均95％、体位交換時は一時80％まで下がるが呼吸は常に強制15回(MVe 3.8)のみ。左向き寝る時SpO2は100％近いが右向き寝るとSpO2は90％を切る。
9/16 FiO2 80％に変更。
以前はSpO2低下の前に自発呼吸回数が自然に増えSpO2常に100維持していたのにこんな事初めて。私はCO2ナルコーシス増悪を想定、
主治医に「FiO2を70％に戻して、強制換気20回（MVe 5.0）に変更頂く事でCO2排出」の依頼を検討中。(できればFiO2 60％強制24回(MVe 6.0))
強制換気回数を増やす事についてご意見頂きたく宜しくお願い致します。
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