子宮全摘手術の術式選択について

person40代/女性 -

妻の子宮全摘手術についてお伺いします。妻は13年程前に子宮内膜症性卵巣嚢腫及び子宮筋腫と診断され経過観察を続けてきましたが、今年3月に6年ぶりに造影剤MRI検査を受検したところ、卵巣嚢腫には依然として炎症があり、従前存在した筋腫は若干縮小(7センチ大)して黒く写り、6年前に存在しなかった白く写る筋腫(8センチ大)が新たに発見されました(MRI画像上で見る限り、新たな筋腫は従前筋腫に覆い被さる様に接触して写っている)。このため血液腫瘍マーカー検査を受検しましたが、悪性腫瘍等の存在を立証できる値ではなかったものの、新しい筋腫は悪性の可能性もあるとの所見から、腹腔鏡による子宮全摘出及び卵管切除手術を受けることとなりました。
担当の先生からは、「新しい筋腫が悪性である可能性に備え、摘出時にはこれの拡散を防止する必要があり、新しい筋腫に限り腫瘍の破砕(電動モルセレータを使用しない)を行なわずに摘出する。」「腹腔鏡による摘出が難しい場合には開腹手術に移行する。」との説明を受けました。また、「難易度の高い手術となり、開腹移行せずに摘出完了となる確率は8割程度」との見立てもいただきました。
本人は、術後の傷跡や入院期間の問題等から腹腔鏡による施術を強く希望しておりますが、私は、悪性が疑われる筋腫であれば、その拡散防止を第一義に考えるべきであり、腹腔鏡の制約下で「旧筋腫のみ破砕、接触連旦する新筋腫はモルセレータを使用しないで摘出」とすることは腫瘍拡散のリスクから考えて望ましい事ではなく、当初より開腹による施術を受けた方が良いのではないかと強く懸念しております。
無論、開腹手術であれば単純に容易と考えている訳ではありませんが、本人を説得して当初から開腹手術とした方が良いのか?、私の心配が杞憂に過ぎないものであるのか?の二点についてアドバイスをお願いします。

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