直腸カルチノイド追加切除について
person40代/女性 -
先日直腸カルチノイド摘出手術を内視鏡手術にて受けました。
(肛門から約3cmにあり、大きさは約9ミリ)
病理検査の結果は、端には取り残し無しだったのですが、粘膜下層に及んでいて、軽度の血管、リンパ管への浸潤を認めるということでした。後日外科の先生と追加切除について相談するようにと言われました。
場合によっては一生人工肛門をつけるかもしれませんとも言われました。
そこで質問なのですが、
1. 軽度の浸潤、でもやはり切除手術は必要なのでしょうか。
2. 肛門から3cmの場合、人工肛門はさけられないのでしょうか。
調べたら肛門温存手術もあると見たのですが(下記)可能なのでしょうか。
→ 近年,肛門の温存技術は向上し,超低位前方切除術で肛門にごく近い腫瘍でも人工肛門は回避できるようになったが,さらに肛門自体に浸潤したがんでも,内肛門筋括約筋切除術(ISR)により,肛門温存が可能となった。
→直腸がんでは病巣から2cm以上離れた肛門側まで、がん細胞が広がることはほとんどありません。また肛門の近くで腸と腸をつなぎ合わせる操作を、自動吻合器という手術器械を使って安全に行えるようになりました。さらに最近では、肛門のすぐ近くにできたがんであっても、比較的早い時期のものであれば、肛門括約筋(肛門を締める筋肉)を部分的に切除したうえで腸と肛門を縫合し、肛門から排便する機能を温存する技術も発達してきました。
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