前立腺がん全摘除五後の再発について

person60代/男性 -

11月29日の産経新聞朝刊の生活面に、10か月前に63歳で前立腺がん全摘除手術を受け、T2Cで、グリソンスコア9の患者の質問に、「がん研究有明病院」の福井巌顧問(泌尿器科)の回答が出ていました。1部分を、そのまま記載します。
「手術後の再発は、PSAが0.2を超えるとPSA再発といいます。そこから実際に画像上にがんが映るようになる臨床的再発までの期間はPSAの上昇速度により異なりますが、多くは数年を要し、再発を来してもホルモン治療が最低5年は効きます。きちんと手術が行われていれば10年生存率は90パーセント期待できます。」
私は先生の回答を読んで理解できない点が2点あります。
1点目は文中央部の「再発を来しても」の再発はPSA再発なのか臨床的再発なのか、ということです。
臨床的再発だとすれば、福井先生は「PSA再発から臨床的再発まで多くは数年以上を要し」と説明し、「再発を来してもホルモン治療が最低5年間は効く」書かれているので、両方足して10年の生存率と辻褄が合います。しかし、これは臨床的再発が起こってからホルモン療法を始めた場合での計算で、医学上、非常識です。事実、先生は文末で、「PSA再発までホルモン治療の必要はない」、つまり、PSA再発になればホルモン治療が必要だと書かれています。
逆に、これをPSA再発だとすれば、「PSA再発から臨床的再発まで多くは数年以上を要し、再発を来してもホルモン治療が最低5年は効きます」という文章はどういう意味なのでしょうか。
2点目は、グリソンスコア9の患者さんが、T2Cとはいえ「、ホルモン治療が5年は効きます」と言えるのでしょうか。私は2年程だと聞いているのですが。この点について、現在、専門家の間で常識とされているところを、よろしくご教示をお願いいたします。
 

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