胃がん 適応拡大治癒切除の安全性と追加手術について
person60代/男性 -
ESD後、病理組織診断で、適応拡大病変だが追加切除無しという説明を受けました。潰瘍の瘢痕があるという点でガイドラインに入っていないようです。ESD前は潰瘍無しの診断でした。
受診後色々調べて、適応拡大病変についてはエビデンスが十分でないということを知り、不安に思っています。
適応拡大病変の安全性はどの程度なのでしょうか?
ボーダーラインの病変について積極的に治療する病院としない病院があると聞きます。現在お世話になっている病院で標準治療を希望しても受け入れてもらえない場合、転院は可能でしょうか?
その場合、どのように病院を探せばよいのかもアドバイスいただけましたら有難いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
以下、病理組織診断内容です。
<Diagnosis>
Adenocarcinoma tubulare, tub1, gastric type, of the stomach, ESD (#5,6).
U, Ant, Type 0-IIc, Ul-IIs, 10x5mm, depth m
ly(-)[D2-40], v(-), pHM0, pVM0
<Descroption>
胃穹隆部前壁ESD検体(#1-10)。
#5,6: Adenocarcinoma tubulare, tub1, gastric type
腺窩上皮に類似した異型上皮が不整な脈管構造を形成して密に増殖している。胃底腺への分化を示唆する像はみられず、胃型腺癌(腺窩上皮型)と判断する。病変部に潰瘍瘢痕(Ul-IIs)が見られるが、癌の粘膜下層への浸潤はみられない。
脈管侵襲は明らかでない。
断端は陰性である。
=免疫組織化学=
MIB-1: 癌腺管全体に不規則に標識細胞が分布。
p53: 発現異常なし。
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