抗RNP抗体陽性(膠原病疑い)への対応について

person40代/女性 -

 以下の経緯に鑑みて,現時点で抗U1-RNP抗体陽性所見に対する精密検査を行う必要があるか,既往(乳がん)の予防的投薬による副作用の可能性と併せてご助言いただければ幸いです。

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・3か月ほど続いている慢性的な両手の浮腫み及び手を握った際に感じる左手限定の第2・第3関節痛を動機として行った血液検査で,抗U1-RNP抗体陽性(基準値の8倍程度)の所見あり。

・担当医師曰く,膠原病に関する他のマーカーは全て陰性でありMCTDの疑いがあるものの,レイノー現象は見られず,浮腫・関節痛ともに軽度であるため,まずは2~3か月ごとの血液検査で経過観察が妥当。ただし,気になるようであれば膠原病対応の病院で精密検査の選択もありとのこと。

・約半年前に受診したPET-CTドッグで,右心室部に限局型の集積(右心負荷の疑い)の所見あり。ただし,精密検査を受けるも,心電図及び心エコーに異常なし。

・約半年前に受診したPET-CTドッグで,肺下葉部,大葉間裂沿いにpure GGN(最大径約20 mm )の所見あり。ただし,2か月後にフォローTS-CT(0.5 mm スライス)を行うも,当初指摘のpure GGNは消失。その他,異常なし。

・2年前に乳癌(ステージ1)の部分切除及び放射線治療を行い,現状は寛解。予防的措置としてタモキシフェン及びリュープリンを投薬中。
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 確定診断に至っても対症療法のみ適用のようですので,もしMCTDであったとしても生活に明らかな支障が出てからの対処で構わないのではと思います。一方で,約半年前に受診したPET-CTドックでの所見を考えると,予後不良要因になり得るらしい肺高血圧症の可能性は改めて確認しておいた方が良い気もしております。

よろしくお願いいたします。

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