ウィルスの感染経路・感染予防について
コロナウィルス感染・予防について、医師により見解が違うケースがあります。以下につき、特に括弧内のA/B/Cについて、認識が間違っている箇所があれば、ご指摘いただけますでしょうか。
1.空気感染はしない。(A:つまり、映画館など同じ空間にいても、患者から2m以上離れていれば、仮にその方が2時間マスクなしにずっと咳をしていても、空気感染することはない)接触感染か飛沫感染のみである。唯一リスクがあるとすれば、その患者が触った手すりなどに触った場合のみ、2メートル離れた席で2時間映画鑑賞していても、罹患しない。
2.ウィルスは目、鼻、口から入るといいますが、鼻と口からの感染に限定して考えると、まず鼻から入ったウィルスは喉に行く、口から入ったウィルスも喉に付く、喉に付着したウィルスは15分~20分程度で体内に入る。 したがって、よく医師が実施しているように、10分~15分前後毎にお茶や水を少し飲んで胃の中にウィルスを流し込めば、鼻、口から入ったウィルスと思われるウィルスによる感染しない、(B:鼻の粘膜からウィルス感染することはない。)
3.(C:マスクは感染者がするもの、予防のためにマスクしても意味がないという医師がいますが、それは間違いである。) なぜなら、マスクをすることにより、喉の湿度が上がるため、繊毛運動やウィルスを除外する能力が上がり、感染確率が減る。また、ウィルスに接触した手で無意識に鼻や口を触る習性があるが、それをマスクで遮断できる可能性が上がる、以上2点により、予防としてマスクをする意味はある。 予防としてマスクは意味がないといっている医師は、マスクをしていても隙間からウィルスが入るから意味がないと言っているが、もっと視野を広げて上記2点を考えれば、当然マスクはした方がよいに決まっている。医師も感染症患者を診察するときはマスクをするでしょう。【新型コロナウイルス(COVID-19)についての質問】
7名の医師が回答しています
新型コロナウイルスついては、空気感染をするかもという話もあり、まだ、分かっていないのが現状です。
違うタイプのコロナウイルスは、一般的な風邪のウイルスです。
一般的なコロナウイルスは、空気感染はせず、接触、飛沫感染です。
鼻粘膜からも侵入します。
空気感染の患者を診察するときは、N95という高精度のマスクをします。通常のマスクでは感染するからです。
ですので、通常のマスクで、ある程度は防げるかもしれませんが、感染力がつよければ、通常マスクでは意味がありません。
どちらかというと、感染予防よりも感染症を広げないという方が強いです。
飛沫感染をもらいにくいということはあるかもしれません。
マスクをしても、優位に湿度が上がるということはないと思います。マスク中の水分が飽和状態の状況でないからです。
1.空気感染もするのではないかということも言われています(インフルエンザでも密室であれば空気感染があり得るとされます)。咳による 飛沫は2mは飛ぶ可能性があります。
2.鼻の粘膜からは感染するでしょう。
3.マスクの隙間から、またマスクそのものを通過して(低機能マスクの場合)ウイルスは入ります。ですから「意味がない」という人もいます。ただ、例えば飛沫を浴びた場合の曝露は軽減できますし、マスクをしていれば自分の手で鼻や口を触る機会が減りますので感染対策になりますね。
1 空気感染もあるかもしれませんし、飛沫も咳やくしゃみをすれば2m以上飛ぶこともあると思いますので、大丈夫とは言えないように思います。
2 鼻の粘膜からは感染すると思います。水分をこまめにとる方法も有効性が実証されているわけではありません。
3 マスクは正しく装着すれば一定の予防効果はあると思います。
①空気感染ではなく、接触感染、飛沫感染、エアロゾル感染です。前2者については、手洗い・マスク、アルコール消毒、手すりなどに触らないなどの対策が有効です。エアロゾル感染は、換気の悪い密閉した空間に長時間曝露した場合に感染すると言われています。なので屋外、頻繁に扉が開閉する電車などではエアロゾル感染の恐れはありません。
映画館はそれなりに広い空間とは言え、密室の中で長時間過ごすことになるため、2m距離をとれば大丈夫かどうか、微妙なところです。やはり感染のリスクはある(ゼロではない)と思います。
②頻繁に水分をとれば新型コロナウイルス感染を回避できる、という科学的根拠はありません。
③仰る通り、きちんと装着すれば、予防効果はゼロではないでしょう。もちろんマスクをしていたからと言って、絶対に予防できるわけではありません。マスクに過度な期待はしてはいけない、という意味で、その医師は話したのではないかと思います。