消毒液について
新型コロナウイルスの消毒方法についてお聞きしたいです。
市販のエタノール製剤でエタノールの濃度は55%なのですが、エタノールと副剤の相乗効果で、高い静菌・除菌効果を発揮し、様々なウイルスをタンパク質存在下でも除去できます、と書いてあります。
厚生省は、濃度70%以上が望ましい、とありますが、上記のものでも今回の新型ウイルス対策に有効だと考えられますか?【新型コロナウイルス(COVID-19)についての質問】
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消毒用アルコールも、入手困難なのが実情かと思います。
消毒用アルコールは、濃度が70%以上のものが有効とされていることが、厚生労働省のホームページにも記載されています。
副剤がどのようなものでどのような効果を示すか、不明ですので、
濃度70%以上のほうが有効なように思います。
70%が最も効果が高いと思いますが、55%でも70%のアルコールに大きく劣ることはないと思います。
副剤は何でしょうね。やはり70%以上のものを使った方が有効だと思います。
コロナウィルスの表面はエンベロープと呼ばれる脂質で覆われており、エタノールによる消毒が有効で、石鹸などの界面活性剤にも弱い性質を有しています。新型コロナウイルス(COVID-19)は、62~71%濃度のアルコール(エタノール)、0.5%濃度のオキシドール(過酸化水素水)、0.1%濃度の次亜塩素酸ナトリウムを使用すると1分以内に不活性化が可能となります。55%であれば、副剤が何であれ効果は得られないと考えます。
簡便に消毒液を得る方法としては、次亜塩素酸ナトリウムの作製となります。家庭用塩素系漂白剤(一般的な5%であるとします)のキャップ2杯分(10ML)に水500MLを加えると0.1%濃度の次亜塩素酸ナトリウムとなります。物の消毒に使用できます。