Q

膀胱がん

30才男性、血尿が出たので病院にいくと、膀胱がんと診断され、先月手術をしました。ポプラのような形をした有茎タイプの腫瘍(1つ)だったそうなのですが、根っこのような部分は広がってはいなく、取り除けたとのことでした(説明が不十分で申し訳ありません)。

今後、どのようなことに注意して生活していけばよいのでしょうか?また再発や転移などの可能性はどのくらいあるのでしょうか?再発予防のための治療などは何かしなくてよいのでしょうか?
教えてください。

質問者:あっちゃん さん

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

何かしなくては、という気持ちはよくわかります。そういった場合、わたしたちはセカンドオピニオンをおすすめしています。セカンドオピニオンとは別の医師に病状、治療の相談をすることで、別の医師からも意見をきくことで、今の治療により納得できる可能性があります。もちろん、違う意見を言われてそれに納得すれば病院を変えることは自由です。あっちゃんさんにはセカンドオピニオンを求めるという方法もあります。手術を受けた病院にこだわる必要はありません。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

膀胱腫瘍では腫瘍をとったあともある期間をおいて異なった部分から再発することが多いとされています。症状としてはやはり肉眼的な血尿、膀胱刺激症状が多いのでそういった症状に気をつける必要があり、すぐに受診して検査を受けることが大切です。あっちゃんさんのタイプの膀胱がんは癌が摘出された部分のみにあった可能性が高く、転移や浸潤の可能性は低いでしょうが、今後も慎重な経過観察が必要だと考えます。

あっちゃんさん

ありがとうございます。
膀胱癌はもぐらたたきのようなところがあると聞いたのですが、やはり再発のリスクは高いのですね。再発した場合、一度目よりその転移や浸潤、生命への危険性などは大きくなってくるのですか?内視鏡の検査は私にとってかなり苦痛なのですが、血液検査などで腫瘍マーカーなどでの再発の確認などは出来ないものなのでしょうか?

今はお酒や辛いものなどの刺激物の飲食を控えるように言われているのですが、これも再発リスクを抑えるためには仕方がないことなのでしょうか?

C.U.泌尿器科 先生

30代で膀胱癌は比較的稀ですが、御心配でしょう。
先ず、膀胱癌の発生母地ですが専門的に言うと移行上皮と云う組織から
発生します。この移行上皮と云う組織は腎臓(の粘膜)から膀胱までの
粘膜面を広く被っています。
そして、癌化する時はこの範囲では時間的・空間的多面性を持って
発生します。
従って、膀胱癌に罹患した場合は、定期的にこの全体を調べる必要が
出て来ます。通常は膀胱内腔に再発する事が多いので、一般的には
3ヶ月に一度程度は膀胱鏡(内視鏡)を施行して確認します。
勿論、腎臓から尿管での再発も稀ではありませんので尿路造影も
半年から1年に一度は受けて下さい。
腫瘍マーカーに関してですが、残念ながら血液で判る腫瘍マーカーは
かなり進行して一部が偏平上皮化してからなら上昇するものがありますが
通常は血液でのマーカーは再発の確認に意味がありません。
寧ろ尿の検査で、一般の沈渣(白血球・赤血球、その他)、細胞診、
その他のマーカー(BTAなど)を定期的に受けた方が意味があります。
また、若い方の場合は本来移行上皮でない尿道の粘膜に発生する
場合もありますので、尿道膀胱内視鏡は不快ではありますが、
是非とも施行させて頂きたい検査です。
飲酒や刺激物は再発そのもののリスク以上に、手術後や内視鏡後の炎症や
感染の関係から一定期間は控えて頂きたい物です。検査の間隔が
ある程度空けられるようになったら多少は構わないかも知れません。
それ以外では喫煙や化学物質(ベンゼンなど)、寄生虫などの危険因子も
ありますが、再発に関してははっきりした物は不明です。
また、手術での組織の悪性度(Grade)は如何でしょうか?
Grade I・IIであれば上記の経過観察で良いと思いますが、GradeIIIや上皮内癌の場合は急速に浸潤、悪化する場合もあります。
以上、「癌」とひとくちに言っても様々なバリエーションが存在するのが
膀胱癌の特徴です。何か不明・不満がお有りの場合はセカンドオピニオンも
方法ではありますが、先ずは主治医と良く相談して下さい。
説明の仕方によって、受け止める側には全く逆の印象を受ける場合も
多々あります。安易なセカンドオピニオンの導入は患者さんの混乱を
誘発するだけの場合もありますので、先ずは主治医から説明をしっかり
受けて下さい。判らない点は何度でも質問して下さい。

あっちゃんさん

ご回答感謝いたします。

主治医からグレードの話はなかったように記憶していますが、上皮にだけしかない、とても良いタイプであると説明され、これを果たして癌というのかというドクターもいるとまで言われました。しかし、15%ぐらいの確率で再発する可能性があるため、先生の言われたとおり、膀胱鏡は3ヶ月ごとに行うことも言われました。

研究職のため、仕事の関係上、化学物質など使っており、今後の事も心配していますが、検査をしっかり受け、再発を初期段階で見つけられるようにする事が大切なんですよね。

また、分からない事があれば是非教えてください。
ありがとうございました。

コン平さん

私の父はもぐらたたきを実践していて、10年の間に10回内視鏡の手術をやってきて、今も通院していますが、何とか頑張ってますよ。もっとも年齢が倍以上違いますけど、普通の生活を送ってます。あっちゃんさんも頑張って下さい。

C.U.泌尿器科 先生

その表現、良いかも知れませんね。
私が以前大学で拝見させて頂いた患者さんの中には
20回以上経尿道的手術を施行した方もいらっしゃいました。
一見、とんでもない事のようにも見えますが、慣れていらっしゃると
ある程度「育てて」から手術する方もいらっしゃいました。
別に脅かす訳ではないですが、そう云う方もいらっしゃいます。
逆に、私が手術した方の中には(同じく30代で)5年間一度も再発
しないまま過ごされた方もいらっしゃいます。
組織学的悪性度は同じでした。
きちんと経過を拝見出来れば、どちらでも同様に日常生活は送れます。
あっちゃんさんも主治医と上手く付き合って(長くなりますから)
気長に頑張って下さいね。

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