PTSD
person30代/女性 -
今年5月に主人を急性心筋梗塞で亡くしました。
小学生の子供が二人います。
主人を亡くしてから、半年経ちますが、今でも夜になると突然涙が止まらなくなったり、車を運転したり、1人で何も考えていないときなど、無意識に主人が倒れてる日の朝から倒れて、息を引き取り、葬儀を執り行うまでのことがフラッシュバックされ、涙が出てきたり、今まで家族で楽しんでたことも避けていて、主人の実家はもちろん、自分の実家でさえも行くことに気が向かなくなり…
もしかしたら、PTSDなのでは…と。
仕事には行ってるし、食事、睡眠も取れています。
最近は偏頭痛が頻繁にあります。
各回答は、回答日時点での情報です。最新の情報は、投稿日が新しいQ&A、もしくは自分で相談することでご確認いただけます。
精神科の医師が回答
御主人様が急逝なさられましたとのこと、お寂しい思いをなさられていらっしゃることと深くお察し申し上げます。おつらいことでしょう。現在の御症状は、喪失反応によるものと存じ上げます。
身近な重要な人物を失う体験を「対象喪失」と言い、生じる心の反応を「喪失反応(または悲嘆反応)」と言います。
抑うつ気分、無力感、絶望感、無気力、興奮などの症状が現われ、時間の経過とともに、徐々に現実を受け入れることが出来るようになって回復して行かれます。
精神分析で名高いフロイトは、この経過を「喪の作業(または喪の仕事)」と名付けました。
喪の作業は次のような段階を追って進みます。
第一段階 ショックに呆然としている無感覚状態
第二段階 対象喪失を認めることが出来ず、認めさせようとする人に対して否認と抗議をする状態
第三段階 極度の失意、不安、抑うつなどの反応が現れ、絶望と失意に打ちひしがれる状態
第四段階 喪失を次第に受け止められるようになり、現実を生きることが可能となり始める状態
現在、第三段階の状態かと思われます。喪の作業が進まれて、精神的ショックから立ち直られて行かれますと、御病状は改善に向かわれるかと思われます。それまでの間、おひとりではおつらいことと存じ上げます。精神科・心療内科でお力になれることもあると思いますので、御相談いただけましたらと存じます。
どうぞ、御大切になさってください。
このままスマホで受診・処方を受けたい方へ
【24時間予約受付中】オンライン診療の詳細はこちら
患者目線のクリニック