抑うつ状態の家族への接し方

person30代/男性 -

主人が抑うつ状態との診断をうけ、2ヶ月ほど休職しています。ここ2週間くらいはテレビを見てケラケラ笑ったり、積極的に友人とオンライン飲み会(ノンアル)をしたり、体調も良くなってきました(朝は起きたり起きれなかったりしますが)。
しかし、1月以降の復職するかどうかについて診断書が必要なため、病院に行こうとしたところ、当日急に気分が落ち込んでしまい、行けませんでした。また、翌々日、病院に行けたものの、今日は人事部との面談だね、という話をしたら、急に気分が落ち込み、結局面談に行くことができませんでした。1人にしてほしいと言われ、今は電気を消して寝室で休んでいます。ただ、本人は、これから繁忙期なので、仕事に行かなければいけないという思いが強いです。しかし、気持ちが追いつかないということを言っていました。こういう落ち込んだ状態のときはなかなか薬も飲んでくれません。
復職の話は避けては通れないと思うのですが、正直、どう言えば落ち込まずに済むのかわかりません。適切な接し方、話し方を教えていただければありがたいです。

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まだ十分に回復されておられないということでしょう。

それをご家族が、開放に向かわせる、というのは困難ですから、何とか治療を受けながら自力で回復されるのを妨げないようにすることがベストです。

ご家族は、復職の可否も含めて、あまり指示的なことは一切おっしゃらずに、聞き手に徹して、危険でない限り、本人の訴えに共感してあげることが重要とされます。
指示的なことはも担当医や心理士などに完全に任せ、あくまでも気分を支えるという立場で接していただくとよいでしょう。

家庭内を、明るく、緊張の無い雰囲気にして、安らぎの場になるよう心がけていただくと良いと思います。
家庭内の緊張を和らげ、ご家族が演技でも良いですから快活な日常を表現するとよいでしょう。
取り込みといって、相手の気分を共感する心理作用が人にはありますから、家族の快活さを本人が取り込み、不安がやわらぐばかりでなく、不安が和らいだ本人の安心をご家族がまた取り込む…という好循環も期待できます。

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相談者さん

宮本 洋 先生 へ

お返事いただきありがとうございます。追加で質問よろしいでしょうか。
主人がお酒を飲みたいと言った時、飲ませても大丈夫でしょうか。今飲んでいる薬の中にアルコールは控えてくださいという薬があります。不安を取り除く薬と、寝る前に飲む、眠りに入りやすくする薬です。もし仮にお酒を飲んだ時は、薬を飲むのを控えれば大丈夫でしょうか。
外食に久しぶりに行くのですが、このタイミングを逃すとずっとお酒を飲めない気がすると言われ、そんなことない飲めるようになるよとは言ったのですが、いま主人の希望通りお酒を飲ませていいのかわからないので、アドバイスいただければ幸いです。

御主人様、御心配ですね。心よりお察し申し上げます。うつ状態が改善される過程では、心の御症状よりも、御身体の症状の方が先に御回復になられる傾向があります。まず動けるようになられますので、御家族様など周囲の方は「良くなった」とお喜びになりますが、御本人様は、お気持ちがおつらい状態のままで、良くなったとは感じられていらっしゃらないことが多いです。今後治療によってさらに改善されますと、お気持ちも上向いて来られますので、それまで焦られないで支えて差し上げられてと存じ上げます。お気持ちまで充分に良くなられましたら、御自身から復職のお話も出来られるようになられるでしょう。どうぞ、お大事にしてさしあげてください。

相談者さん

地方の精神科医・まり 先生 へ

お返事いただきありがとうございます。追加で質問よろしいでしょうか。
主人がお酒を飲みたいと言った時、飲ませても大丈夫でしょうか。今飲んでいる薬の中にアルコールは控えてくださいという薬があります。不安を取り除く薬と、寝る前に飲む、眠りに入りやすくする薬です。もし仮にお酒を飲んだ時は、薬を飲むのを控えれば大丈夫でしょうか。
外食に久しぶりに行くのですが、このタイミングを逃すとずっとお酒を飲めない気がすると言われ、そんなことない飲めるようになるよとは言ったのですが、いま主人の希望通りお酒を飲ませていいのかわからないので、アドバイスいただければ幸いです。

地方の精神科医・まり 先生

お話からは、おすすめして差し上げたいのですが、残念ながらそうして差し上げることが出来ません。
アルコールは脳に作用するj薬物で、睡眠薬・抗うつ薬との間に作用を強め合う相互作用があります。
副作用も強まりますので、ふらつきやもうろう状態を起こして転倒する、健忘・異常行動が出現する等につながりやすくなります。極力断酒なさられた方が無難と存じ上げます。

相談者さん

地方の精神科医・まり 先生 へ

参考にさせて頂きます。
いろいろと教えていただきありがとうございました。

復職への不安は、病状の改善が不十分な可能性があります。ご主人の場合、新型うつに近いように思いますので、なにかを言うと、それを不調の理由にされてしまうことがありますから、話は受け止めつつ、助言などは差し控えるのがよいです。

相談者さん

プレアデス 先生 へ

ありがとうございます。
助言はなるべく差し控えるようにしたいと思います。

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