Q

心室細動について

先日叔父が50歳で「心室細動」で亡くなりました。病名自体聞いた事がなかったのでどんな病気なのでしょうか。高松宮殿下もそれでお亡くなりになったという事でしたが、詳しく原因と予防も教えて頂きたいです。

質問者:よっち さん

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

アミオダロンは心室頻拍、心室細動などの重症不整脈や難治性の心房細動、閉塞性肥大型心筋症といった病気の際に使用されます。効果がでるのに2週間、最大の効果が発揮されるまでには約1ヶ月を要します。アミオダロンは植え込み型除細動器とともに心室細動に対して威力を発揮します。しかし、副作用として肺や甲状腺へのダメージがあり、肺の副作用は5〜15%に発生するとされ、使用には十分な検討が必要です。アミオダロンか、植え込み型除細動器か?という点ですが、両者の効果はほぼ互角です。しかし、アミオダロンの効果がない場合に植え込み型除細動器を装着した場合も、不整脈の予防のためにアミオダロンを飲み続ける場合が多いです。

よっちさん

ご返答頂きありがとうございます。
今回このような結果になって思い返して見ると姪の私から見た叔父には原因になるようなところが幾つか見受けられます。
2年くらい前から日中の仕事から夜の仕事にかわり毎年4月くらいからは実家の農業の手伝いと兼務してました。それからは健康診断もしていなかったようです。煙草は1日2箱前後。晩酌もしていたようです。また、最近は頻繁に咳き込むこともあったようです。
死亡直前、共同浴場にて子供と一緒に体を流し、サウナに5分ほど入りその後露天風呂へ。入浴中もう1回サウナに行こうかと普通の会話をして10分ほどで上がった直後腰に手をあて、深呼吸を1回した直後そのまま倒れたそうです。
妻が慌てて浴場に行った時には周りの方が心臓マッサージ、人工呼吸等の処置をしてくださったそうですが既に脈が触れていない状態でした。手配して頂いてた救急車で搬送しましたが
1時間後亡くなりました。
心室細動となったきっかけはあったのでしょうか。
心臓自体の問題でしょうか?もしくは血管や血液にも問題があったのでしょうか。教えてください。

いち内科医 先生

たばこは、心臓の栄養血管である冠動脈を硬く、狭くしていた可能性はあります(狭心症)。咳き込むことが多かったのは、肺炎、肺気腫なのか、心不全を起こしていた可能性があります。肺炎、肺気腫、心不全、いずれも心臓に負担をかけて、不整脈を起こしても不思議ではありません。また、晩酌とサウナ、入浴は脱水状態を招きます。狭心症の発作が、脱水を機に起こって、不整脈を招いたのかもしれません。もしくは、心臓の血管の動脈硬化が知らないうちに進行していて、傷んだ部分から不整脈が発生したのかもしれません。推測ですが、以上のような状態が考えられます。

よっちさん

ありがとうございます。叔父は特に違和感不快感、痛みなどがあるということも言ってなかったそうですが自覚症状は出てくるのでしょうか?咳き込むのも父親が喘息持ちでしたので年々似てきたとしか周りも然程気にはしていませんでした。また、亡くなる時も痛み、苦しみなどはなかったのでしょうか。子供がまだ9歳なもので状況、状態がいまいち不確かな状態です。
搬送先の病院で先生からお話はあったようですが気が動転していたらしく奥さんのほうは冷静に聞けなかったそうです。

いち内科医 先生

おじ様がなくなられたときのことは気にかかると思います。あくまで、一般論ですが、心室細動が起こって倒れたのだとすれば、心室細動が起こった瞬間に意識はなくなっていたため痛み、苦しみを感じることはなかったでしょう。安心してください。治療に関しても心室細動が起こったその場で電気的除細動を行なわないと助かる可能性はきわめて低く、なくなってしまったことも十分納得できると思います。ただ、病院に搬入されて、心室細動でなくなったという診断にいたった流れについてはきちんと説明を受けなおしたほうがいいでしょう。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

植込み型除細動器とは、心臓の拍動を監視し、異常に速い脈拍があれば電気刺激を伝えてそれを正し、規則的な脈拍を回復させるために、植込まれる装置。ICDシステムは一般に植込み型パルスジェネレータ(下記参照)と1本または2本以上の電極で構成されます。このシステムは植え込みのあとからでも、外部からプログラミング機器を使用して調整することができます。このシステムは自動式植込み型電気除細動器 (AICD)とも呼ばれます。

植込み型パルスジェネレータについて:
心臓の電気活動を監視し、本来の心臓の拍動が異常を示した場合、電気刺激を送って心臓の拍動を調整するため、体内に植込まれる小型装置のこと。

いち内科医 先生
一般内科

いち内科医 先生

心室細動では心室内の多くの場所が400〜500回/分の回数で震えるように、無秩序に刺激をつくっているため心電図ではあらい線のゆれのみを認めます。診断はすぐにできますが、すぐに脈がふれなくなり、意識がなくなり、急いで電気的除細動をしないと命にかかわってしまいます。もっとも命にかかわる不整脈であり、突然死の最大の原因と考えられています。原因の多くは心筋梗塞、心筋症とされています。予防は、特発性のものは予防できませんが、心筋梗塞の既往のある人や、心筋症の人ではそういった基礎疾患の治療、コントロールをきちんとすることで予防をはかっていきます。

いち内科医 先生

上の説明では、予防の策がないように誤解されるので、補足します。心室細動のかたは30〜40%で再発しますので、予防が大切です。予防にはアミオダロンという薬と植え込み型除細動器を併用します。アミオダロンで可能な限り心室細動がでないようにしながら、万が一心室細動が起こった場合、植え込んである除細動器で心室細動を自動的に治療する、という仕組みです。

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