妊娠初期 妊娠糖尿病について

person30代/女性 -

妊娠11週の妊婦です。検査で妊娠糖尿病と診断されました。空腹時血糖のみ異常があり、基準値は92ですが94ということでした。甘い炭酸水を飲む検査を行い60分、120分後に検査したところ共に147でした。妊娠糖尿病だと、胎児に奇形が起きる可能性があるようですが、基準値を少しでも超えればやはり危険なのでしょうか。すぐに食生活改善しようと思ってますが、過ぎてしまった週数の血糖値が高すぎたのではと心配しております。よろしくお願い致します。

各回答は、回答日時点での情報です。最新の情報は、投稿日が新しいQ&A、もしくは自分で相談することでご確認いただけます。

妊娠11週では甘い炭酸水を飲む検査(75gOGTT)は評価基準がありませんので、妊娠中期以降に再検を必ずしましょうね(わかっていない産科医師がいますが、75gOGTTは妊娠20週以降に行うべき検査です)。空腹時血糖92だけでは基本的に胎児には異常はありません。栄養士による栄養指導を受けて食事管理をしてください。これまたわかってない産院が多くて困るのですが、妊娠糖尿病と診断した場合には必ず栄養士による栄養指導が必要です。それをしないで妊婦任せの産院があるのですが、独断での糖質制限などはぜったいに禁止です。糖は赤ちゃんの健全な発育にとって非常に重要な栄養素で、けっこう豊富に赤ちゃんに供給しないといけないのですが、勝手に糖質制限をする妊婦がいて、赤ちゃんの発育に問題を生じることがあります。ご注意ください。

このままスマホで受診・処方を受けたい方へ

【24時間予約受付中】オンライン診療の詳細はこちら

患者目線のクリニック

相談者さん

suzuki 先生 へ

色々教えて頂きありがとうございます。
二週間後の診察の際に、栄養指導があるとのことでしたがそれまでなるべく糖分を控えなければと思っていたので大変助かりました。つわりがあり、飲むヨーグルトを飲むと落ち着いていたので飲みすぎていたかもしれません。お米の量はそのままにヨーグルトだけ減らそうと思います。

胎児に奇形が起きるほど高くないです。
まずは食事療法ですね。
栄養士さんに現状の食事をチェックしてもらってもいいですね。
HBA1Cとか測定してないですか?
10以上とかでなければ大奇形はあまりないですね。
ご心配でしょうが経過をよく見てもらいましょう。おだいじに。

相談者さん

yoiyoi 先生 へ

HBA1Cという検査項目はないようでした。これ以上高くならないよう、食事を気をつけていきたいと思います。お忙しいところありがとうございました。

妊娠糖尿病のスクリーニングは、初期に随時血糖値を測定し、100以上(95以上とする施設もあり)の場合に、75gブドウ糖負荷試験を行うのが通常のスクリーニングとされています。そして、負荷前92以上、負荷後1時間180以上、負荷後2時間153以上のうち1点以上がかかった場合に、妊娠糖尿病と診断されます。診断からは負荷前92を少し超え、100未満の場合は実際にはその1点から妊娠糖尿病と診断されても、妊娠糖尿病の治療目標が空腹時100、食後2時間120を超えないようにとされていますので、最初から治療目標を超えていないので、本質的には食事を気をつけるだけで大丈夫そうな印象ではあります。まず栄養指導を受けられると良いでしょう。なお、妊娠糖尿病のスクリーニングは初期及び中期に行い、そのスクリーニングにかかった場合は、いずれも75gブドウ糖負荷試験を行うよう勧められています。基準値を超えた場合、放置されると様々な合併症のリスクが上昇しますが、すぐに対応されればリスクは低いと思います。ましてやご自身の場合、最初から治療目標を達成できているのでリスクは低いと考えます。参考になれば幸いです。

相談者さん

あじさい 先生 へ

お忙しいところ詳しく教えてくださりありがとうございました。
すぐに子供に影響のある数値ではなさそうなので安心しました。
引き続き食事に気をつけて、つわりが落ち着いたら運動もしたいと思います。
ありがとうございました。

わずかに超える程度なら現状ではまず影響はないです.
現状では食事習慣の調整でも対応できると考えますが,コントロールが悪化してくるならインスリンなどの積極的な治療を検討することになりますね.

相談者さん

雪国の画像診断医 先生 へ

とても心配していたので、ほっとしました。お忙しいところ、ありがとうございました。

お探しの情報は、見つかりましたか?

キーワードは、文章より単語をおすすめします。
キーワードの追加や変更をすると、
お探しの情報がヒットするかもしれません

協力医師紹介

アスクドクターズの記事やセミナー、Q&Aでの協力医師は、国内医師の約9割、33万人以上が利用する医師向けサイト「m3.com」の会員です。

記事・セミナーの協力医師

Q&Aの協力医師

内科、外科、産婦人科、小児科、婦人科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、整形外科、精神科、循環器科、消化器科、呼吸器科をはじめ、55以上の診療科より、のべ8,000人以上の医師が回答しています。

Q&A協力医師一覧へ

今すぐ医師に相談できます

  • 最短5分で回答

  • 平均5人が回答

  • 50以上の診療科の医師